第72回智麻呂絵画展
本日はまたまた智麻呂絵画展であります。智麻呂氏の絵筆の進み具合も順調。偐家持美術館長も忙しい(笑)。
では、第72回絵画展どうぞお楽しみ下さいませ。
<参考>他の智麻呂絵画展は下記から。
第1回展~第100回展
第101回展~第200回展
第201回展~
(百合)
白百合の 咲きて春立つ かすみ草
うすむらさきの 恋と言はなく (偐家持)
この花は先日の若草読書会に小万知さんがお持ち下さったものだったかと記憶します。
(苺)
朝露に 濡れて苺の 赤々と
どちとしあれる 若草の里 (偐家持)
(注)どち=仲間、友だち
この苺は下の干し柿と共に偐家持が読書会に持参のもの。ヤカモチはこの処、何となく果物担当のような役回りになって来ていますなぁ(笑)。
(蜜柑)
この蜜柑もどなたかが読書会にお持ち下さったもの。下の干し柿も水仙Aもそうですが、今回の絵画展は読書会の持ち寄り品が多く絵になっていますな(笑)。花も果物も、みんな丁寧に描かれていて、素晴らしい絵になっています。

(枯露柿) (水仙A)
(水仙B)
上の水仙Bと下の「クウ」は、小万知アルバムの写真から絵にされたものであります。水仙も智麻呂氏の好きな花の一つだそうな。もっとも、智麻呂氏の好きな花というのは数え出すとキリがないというものではありますが(笑)。
そう言えば、先日お聞きしたお話ですが、或る日、智麻呂氏は、道端で垣根越しにどなたかのお家の庭に咲く蝋梅の花を飽かず眺めて居られることがあったらしいです。通りがかった男の人が「どうかされましたか?」と心配そうに声を掛けられました。車椅子で花を見上げつつ身じろぎもせぬ姿は、その方には身体の具合が悪くなるなど何か異変が生じて立ち往生している風にも見えたのでしょう。「蝋梅」で人を「狼狽」させることになるとは智麻呂氏も思いもよらなかったことでしょうが、ちょっと面白く、そしてちょっと温かくなるお話でありました。

(吾輩の名は「クウ」である。)
クウ君は小万知さんちのワンちゃんですが、生き生きとした真っ黒の目と鼻の表情がいいですね。智麻呂氏は「花」の画家だけあって「鼻」を描くのも得意なようですな。
我が名は「クウ」なり。空の空、空の空なるかな、すべて空なり。これは旧約聖書「伝道之書」の冒頭の言葉として有名であるが、彼の名がこの「クウ」であるのか、「食う」の「クウ」であるのか、それとも仔犬の頃にワンと鳴けずに、クーと言っておったゆゑなのかは、小万知さんにきいてみないと分らぬことでありますな(笑)。
しかし、この澄んだ漆黒の目を見ていると、「食う、食う」や「クークー」よりも、「空の空」という伝道者の言葉が似合いであるように思えますな。

梅の花 咲くや春べと 鶯の
来鳴く夕風 月照る庭は (偐家持)
大伴家持の雪月花の歌に対抗して、花鳥風月の歌にしてみましたが、四つも入れるとちょっと無理筋の歌になりますかな(笑)。
<追記・注>
写真3枚(「水仙A」「吾輩の名は『クウ』である。」「梅」)
が横倒しの歪んだ画像になっていたので、2020年11月9日これを復元修正しました。
●
過去記事の写真が歪んでいたりすること
2020.10.12.
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