本日は桃の節句。あかりをつけましょぼんぼりに・・ですが、本ブログは偐万葉シリーズ第95弾、偐万葉・童子森の母篇(その4)をお届けすることといたします。
<参考>過去の偐万葉・童子森の母篇は コチラ
からどうぞ。
童子森の母さんのブログは コチラ
からどうぞ。
偐家持が童子桜郎女に贈りて詠める歌16首
並びに 童子桜郎女の作れる歌2首ほか
童子桜郎女の作れる歌
山眺め 心狭きと 思へる日 前に進めと わが影かたる (童子桜)

満天の 星は変らね 満天星 は もみぢ降り積み 冬に向くらし
月星 の いづくや暗き 夜の更けて 林檎畑に 雪降り続く

猫たちの 夢見のうちに さ夜の雪
いつし降れるや ほの明かりたる
ウニ食はば 三つずつ食はね 山と積み 残らず食はね 甘き身の へにこそ死なめ おかはりはせじ (大伴ウニ持)
上は、童子桜郎女のウニを好むと聞きたれば、偐家持戯れに作
れる歌なり。
(元歌)・・・海行かば 水浸く屍 山行かば 草生す屍 おほきみの
辺にこそ死なめ かへりみはせじ・・・
(大伴家持 万葉集巻18-4094)
二人見し 雪野の朝の 晴れたれば
わが待つ春も いやそこならむ (クーのシー麻呂)

雪の壁の 先に
朝日
の あるならむ
津軽の人は なづまず 行
ける (
大雪旅人
)
カランコエ カランコロとか 言ひしひと
ありと笑みつつ 津軽に咲ける (ゲゲゲの郎女)
(戯れ詩)
西の魔女が死んだと聞いたら、行って慰めてやり、
東の魔女に子が生まれたら、一緒に喜んでやり、
南の魔女がもめていたら、喧嘩するなと仲裁し、
北の魔女が悲しんでいたら、ともに泣いてやる、
津軽の魔女はそんな魔女になりたい、と言ふのでありました。
(宮沢変治)
(童子桜郎女の返せる戯れ詩)
笑はれちまった二人組に
今日も 優しいたよりあり
癒されちまった北の魔女
今日は 風さへあたたかい (中原童子)
雪おろし わが打つ腰の 痛みかも
津軽の夜は ギシギシいへる (見舞の家持)
銀輪を 五台つらねて 過ぎゆきし
あとの雪だるま 灯篭まつり (実行委員会)
朝床を 出でてぞ見れば ゼラニウム
薄桃色の 春や立つらし (猫春団治)
童子桜郎女の返しける歌
ぱらぱらと 春まつ前夜 豆まきて
桃色花に 福願う母 (豆まき童子)
わが里は 春にしあれり みぢのぐの
津軽に春の
来
らまくはのち (変武天皇)
梅の花 桜と共に 津軽へと
今し立ちぬる 春しまし待て (偐春待)
玉かぎる 夕さり来れば 雪踏みて
恋ひぞ来にける 灯篭まつり (弘前式部)
さ夜更けて
灯
明かり
恋
し 雪の道
うつつも夢も うすきむらさき (弘前式部)
高山の 雲間に咲くとふ 雲間草
津軽も春と 今しぞ咲ける (雲間草持)
雲の間の 花は咲きたり 桃色の
春を津軽に 告げ来たるらし (雲間草持)
(注)掲載の写真は全て童子森の母さんのブログからの転載です。
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