偐万葉シリーズ第98弾は、ビッグジョン篇(その4)であります。
ビッグジョン7777(当方で勝手に付けた名は交野歩麻呂)氏とは昨年の5月からのブログ交流となりますが、今回のは昨年12月中旬から昨日までの同氏のブログ記事へのコメントに添えた歌や当ブログ記事への同氏のコメントに対する返事に添えた歌などをまとめたものであります。
<参考>過去の偐万葉・ビッグジョン篇は コチラ
からどうぞ。
ビッグジョン7777さんのブログは コチラ
からどうぞ。
偐家持が 交野歩麻呂 に贈りたる歌20首
あふちの実 冬野の空を 高々に
生
りてありけり 見れども飽かず
(注)あふち(楝)=センダンのこと

雪舞へど 家内揃へば 大晦日 年の迎へも あたたかなりき
いぎたなく あをなにしほと 朝床に
あればスギナに 霜も見ざりき (寝枕走子)
道の隈 さやげる笹の 隈笹は
熊喰ふ笹に あらじといへる (
佐檜隈麻呂
)
うきあしき ことみなやきて ほむらたつ
とんどとむかへな あらたまのとし (ひむろの八一)

忍ぶれど 色に出にけり 歩麻呂ゆゑ
行きて可なりと 妻のいふまで (氷室兼盛)
しあはせは ひとそれぞれの かたちにて
しるもしらぬも あるもあらぬも (げんやかもち)

我が冬の
屋前
にし咲ける 花ぞこれ
見つつ重ねむ 金の
盃
(冬は酒麻呂)
雪景色 見たくと
思
は
ば 大雪の
旅人
にしなれ 春立つ前に (
雪見浪速人
)
昔見し
越
の
雪原
今日
見れば
いよよさやけく なりにけるかも (
大雪旅人
)
蕗の
薹
野の
辺
にひとつ 萌え出でて
交野遠山
春立つらしも (
野上憶良
)
嵐吹く 三室の山は 知りぬれど
歌の嵐は 知識なかりき (氷室の能因法師)
三字の書
笑
ひて見ゆは 園児らの
過ぎにし夏の 思ひ出なるや (偐家持保育園)

古
の 人にもならへ い
布
き折り
酒
呑み交はさむ ほほがしはの葉
(注)ほほがしは=朴、ホオノキのこと
つぼみても 朝にはまたも オキザリス
こりずや咲かむ ひともかくあれ
我背子の 大和より見し 生駒山 われ 難波 より 見つつありしか
大殿 の 風鐸 ゆらし 吹きゆける 風は 千歳 も 変らずあれど
言の葉の 雨もやさしみ 寄り添はな 人の心の みな美しき
しくしくに 糸引く雨の 音なきは 道行く人の 涙なるらし
うすべにに 咲くユキヤナギ
一枝
折り
かざし花散る 道を歩かな
(注)掲載の写真は全てビッグジョンさんのブログからの転載です。
偐万葉・ひろみ篇(その18) 2025.10.03 コメント(6)
偐万葉・若草篇(その30) 2025.08.10 コメント(15)
偐万葉・龍の森篇(その6) 2025.07.15 コメント(4)
PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着
New!
七詩さん
New!
☆もも☆どんぶらこ☆さん
New!
龍の森さん
New!
MoMo太郎009さん
New!
ビッグジョン7777さん