第76回智麻呂絵画展
本日は第76回智麻呂絵画展とします。
もう2~3点作品を仕入れてからと思っていましたが、前回の続きの絵もありますので、作品が6点とやや少ないのですが、開催といたします。
(ハナニラ)
上のハナニラと下の野菊のような花は、デイサービスの施設の職員のTさんがお届け下さったものです。前回の絵画展でご紹介の土筆、ムスカリ、ヒメリュウキンカと一緒にお持ち下さったものであります。
ハナニラ(花韮)はユリ科の多年生草本。原産地は南米。別名ベツレヘムの星。葉にはネギやニラに似た匂いがあり、ハナニラと呼ばれる由縁であるが、花には甘い芳香がある。最近は道端でよく見かけるようになった。
基督の 花にしあるか 道の辺に
咲きてハナニラ われに憩へと (韮麻呂)
(名前不詳)
(4月5日追記。この花の名前はノースポールであると、
木の花桜さんからご教授いただきました。)
野菊のようなこの花。名前は不明です。
菊は中国から入って来たものであるが、ヨメナやノジギクなど在来の野菊はそれ以前から日本にあったとされる。万葉歌に登場する「百代草」がそういった野菊(ノジギク)のことであるとされる。もっとも百代草はツユクサ、ヨモギなどとする異説もあるのだが。
死者の国を黄泉の国と言うが、これは黄色の花が咲く泉の水は生命を復活させる水で、ヨミの国は不死の国であり、そこにはその泉があるとされるからである。これはペルシャ起源の神話であるが、これが中国に伝わって菊水伝説となって、日本にも伝わった。菊が葬式の花となったのも死者の甦りを願う気持が根底にあったということでしょう。本来、菊は永遠の命を願い、寿を言祝ぐ花であったのですな。
父母
が
殿
の 後方
の 百代草
百代
いでませ わが来るまでは ( 生玉部足國
巻20-4326)
(父母の住む建物の後方に生えている百代草のように百歳まで
も元気にいて下さい。私が帰って来るまでは。)
元気に長生きするためには、しっかり食べなくてはなりませんな。
と言う訳で、鮭の燻製などはいかがでしょうか
。

(燻製)
これは偐山頭火さんのお手製の燻製。下が現物の写真ですが、偐家持が撮影した時には、ご覧のようにチーズが1個減っていました。恒郎女様曰く「わたしではありません。」どうやら、智麻呂氏が絵を描き終えた処で一つ食されたようであります(笑)。
(燻製写真)
(菜の花)
上の菜の花と下のミモザは小万知写真集からのものです。
下のミモザについては、恒郎女様は「バナナチップスみたいでしょ。」と仰っていましたが、確かにそのようにも見える(笑)。

(ミモザ)
ミモザの絵 何をし 思
ふや 我妹子
は
バナナのチップに あるやと 尋
へる (偐智麻呂)
下の絵は深北緑地の寒桜です。当ブログの3月18日の記事でご紹介した寒桜ですが、その掲載写真をベースに絵にされたものです。
(寒桜)
わが行きを 散らずあり待て 桜花
相見てのちは 散りぬともよし (花園智麻呂)
<参考>他の智麻呂絵画展は下記から。
第1回展~第100回展
第101回展~第200回展
第201回展~
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