とは言え、花逍遥は一段落と宣言したばかりなので困ったな、と思っていたら、「銀輪花遍路」というのがありました。「花遍路」と「花逍遥」、どう使い分けているのかと検討してみましたが、さしたる違いもこれなく、命名したヤカモチ自身が区別できない有様です(笑)。これに「花散歩」「花暦」も加えるといよいよ混沌でありますな。
火の玉の 上に生ひたる 葦黴の
もろきにわれら 生きるとぞ知る (偐家持)
されば今 腰ひきからげ をのこらの
ごとに身をなし 神の声聴かな (偐家持)
なゐの神 何をしなすや 春たけて
咲かすも神ぞ 行かめ花遍路 (偐家持)
昨夜また大きな余震がありましたが、ヤカモチはめげずと言うか、懲りずと言うか、
花遍路であります。
かくして行かむ、銀輪花遍路(その6)・海棠、であります。
(モクレン 1)
これは花園中央公園のモクレンです。
木がまだ小振りですが、花は一人前に咲いています。ハクモクレンはヤカモチの好きな花であるがモクレンは必ずしもそうではない。しかし、このモクレンは色がやや淡く、ヤカモチの好みに合致していました。
モクレンとハクモクレンの交雑種であるサラサモクレンという品種かも知れない。
<参考> モクレン
(木蓮)
(モクレン 2)
さて、カイドウです。
花園中央公園の北端の一角に数本のカイドウの木があるのだが、今日見ると2本を除き、枝が切り払われていた。公園の管理者が剪定したものか、誰か心ない人が花枝を摘み取ったのか、定かではありませぬが、花が見当たらない。うち1本は下枝の一つが根元から折れて股裂きのような痛々しい姿。
まあ2本だけは花を一杯に付けて事なきを得ているので、ひとまず安堵いたしました。

(カイドウ 1)

(カイドウ 2)
日の光に透かして見るカイドウの花はひと際美しい。桜に負けてはいないのである。 <参考> カイドウ (海棠)
(カイドウ 3)
足許に目をやると、カラスノエンドウが同じピンクの花を付けて、「われをもな忘れそ」と言っているようなので、撮ってあげることにいたしました。 <参考> カラスノエンドウ (烏野豌豆)

カラスノエンドウは「カラス・ノエンドウ(烏・野豌豆)」なのですな。小生は長らく「カラス・ノ・エンドウ(烏の豌豆)」だと思っていました(笑)。
(カラスノエンドウ 2)
よく似た色合いの花が続きましたのでお色直しとします。恩智川沿いの道にあるクチナシの木々の新芽です。花にはあらねど照る日に輝いて花のようにも見える。 <参考> クチナシ (梔子)

(クチナシの新芽 1)

(クチナシの新芽 2)
次はクスノキの花です。新芽の中心部に花の蕾が顔を覗かせている。5月から6月には小さな白い花が房状に咲くのであるが、遠目には余り花らしくない。
クスノキは防虫成分を含む木だから、花を咲かせても虫は寄り付かないだろう。してみれば、派手な花は不必要。申し訳程度に花もどきを付けて「お茶を濁している」のですかな。
いずれ咲きましたらまた写真に撮ってみることといたしましょう。
<参考> クスノキ
(楠)
(クスノキの新芽)
この新芽が開くと、若葉の中心に花の卵が準備されている。何か虫の羽化を連想させる。
(クスノキの花の蕾)
調べてみると、クスノキの花、既に紹介していました。
参照= 銀輪花暦
(2009年5月26日)
<追記・注>
「カラスノエンドウ1」の写真
が横倒しの歪んだ画像になっていたので、2020年11月7日これを復元修正しました。
●
過去記事の写真が歪んでいたりすること
銀輪花散歩・リュウゼツラン、キンエノコ… 2025.10.19 コメント(4)
銀輪花散歩・平城宮趾公園&佐保川畔 2025.03.27 コメント(4)
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