第77回智麻呂絵画展
智麻呂絵画展第77回を開催いたします。どうぞ皆さまお気軽にお立ち寄り下さり、しばしくつろいで行かれませ。
<参考>他の智麻呂絵画展は下記から。
第1回展~第100回展
第101回展~第200回展
第201回展~
(プリマベーラ)
偐山頭火氏がお持ちになった花たち。
個々の花の名は別として、まとめて「プリマべーラ(Primavera・春)」と名付けることとしました。
勿論、ボッティチェリの名画「La Primavera」を意識して名付けましたが、これと対抗するなんぞという大それた気持はさらさらございません(笑)。しかし、この絵で「春」と「愛」を感じて戴ければ幸いであります。
今こそは ひとみな愛に 結ばれて
ともにぞ咲かな 日の本の春 (偐家持)
(桜)
これは若草読書会のお花見の前に描かれた桜の絵です。
桜花 今か咲くらむ わが待てる
春の花見の ときは来にけり (偐智麻呂)
(木蓮)
悲しめる 人に添はなと
火明
か
りを
ともし咲きぬる 木蓮の花 (偐家持)


(春の小箱とケーキ)
春の小箱とケーキはヤカモチの手土産。
何でも絵にしてしまう智麻呂画伯でありますな。
そう言えば、先日の「たこ焼きパーティ」で小万知さんであったか、「いかな智麻呂様でもたこ焼きだけは描いてから食べるという訳にはいかない。」と仰っていましたが、たこ焼きは例外ですな。たこ焼きは熱いうちに食べてしまわなくてはなりませんから写生している暇がない(笑)。
たこ焼きを くへたこ焼きは 熱きうち
かくして絵には ならぬたこ焼き (大伴蛸焼)
(セイヨウカラシナ)
これは恩智川や花園公園の遊水地の土手などに自生している「菜の花」であります。先日のお花見の帰途に3~4本摘んで来たものです。
摘みて
喰
ふ 人もなかりき 春されば
西洋芥子菜
花盛りなり (芥川虎之介)

(タンポポ)
4月10日のお花見の席の傍らに咲いていたタンポポです。
種の一つ一つを最も効率よく風で散らそうとすると相互に支えあってこういう美しい秩序のある形になるのですな。僕らの社会もかくあれやです。
お花見の始まる前に智麻呂さんが熱心にスケッチされていました。描き終える頃には春風が綿帽子を半分ばかり散らしてしまっていましたが。
美しき 秩序の形 神なせる
わざにしあれり たんぽぽの
絮
(偐家持)
(蕨)
蕨は小万知さんがお持ち下さったもの。もう一つ馬酔木の花もありましたが、これは、昨日現在制作中にて、次回の出展となりますな。10日のお花見の日に絵の題材が一挙に舞い込みましたので、智麻呂画伯も大忙しですな(笑)。
摘み摘みて 野の上の蕨 我妹子が
持ちや来たれる 春にしあらむ (偐家持)
(水仙)
(チューリップ)
水仙とチューリップは凡鬼・景郎女様ご夫妻がお花見の日にお持ち下さったもの。
黄の花も 真白き花も よき水仙
咲ける湖畔の 木陰し思はゆ (偐家持)
チューリップ 空の果てまで 咲く道は
妹とし行きし 越の道なり (偐家持)
「絵筆から生まれる花々は大したものではなくても、すくなくともそれらを描くことは、われわれが自然の花々とまじわって生きることなのだから、それはたのしいなぐさみで、とりわけ、花を模写するために、いっそう近づいて花をながめるとき、その美しさにはあきることがない。」(プルースト「失われた時を求めて」)
<追記・注>
「ケーキ」及び「タンポポ」の写真
が横倒しの歪んだ画像になっていたので、2020年11月7日これらを復元修正しました。
●
過去記事の写真が歪んでいたりすること
2020.10.12.
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