本日は 実
のある話を。
本当に「 実
」があるのです、 実
を言えば(笑)。
まあ、葉が出て、花が咲いたら、次は実、それが自然の流れにてあれば、当ブログもそれに倣えという訳であります。
おととひの 青葉の風に
昨日
の花
今日
は実と
生
る いざ見に行かな (偐実朝)
(サンシュユの実)関連記事: サンシュユ
2011.3.21.
山茱萸
の 青き実なれば 葉の陰に
隠
りて秋に また
来
よと言ふ (夏家持)
(同上)
次はミヤマトサミズキの実。
この木の花も花なんだか何だかよく分らぬ花であるが、実の方もよく見ないと実なんだか何だかよく分らぬ実なのである。
み
山
なる 土佐の
水木
と 人言へど
ちっくと分からぬ 花ぜよ実ぜよ (坂上龍馬)
(ミヤマトサミズキの実)
関連記事: 銀輪花逍遥(その5)そして花園夕照
2011.3.22.
(ヒイラギナンテンの実)
そしてヒイラギナンテンの実である。
この実の色は何と形容してよいのか分らない。見れども飽かず、の美しいブルーである。「限りなく透明に近いブルー」は村上龍だが、これは「限りなきやさしさに近いブルー」なのである。
やうやうに昇り来たる日の射し始めたる朝、刺々しき葉陰に青き実のみつよつなどすずやかにありたるもをかし。夜来の雨に濡れたるは言うに及ばず朝露置きてすずにぞなれるはさらなり。と、まあ、清少納言なら言いそうなごん。
(同上)
関連記事:ヒイラギナンテンの花 銀輪花遍路
2010.3.31.
ゴマダラカミキリの飛びも来て
2009.6.15.
この実の青色には、いつ見ても、何度見ても、魅せられる。
今年は実の生り方が少ないような気がしていましたが、ついにたわわになっている木を見つけました(笑)。

(同上)
震災の 今年も
数多
に
青々
と
柊
南天
変らず
生
りぬ (偐家持)
(同上)
<追記・注>
「ヒイラギナンテンの実」の写真の一部(3枚目)
が縦横比率が逆転した歪んだ画像になっていたので、2020年11月2日これを復元修正しました。
●
過去記事の写真が歪んでいたりすること
銀輪花散歩・リュウゼツラン、キンエノコ… 2025.10.19 コメント(4)
銀輪花散歩・平城宮趾公園&佐保川畔 2025.03.27 コメント(4)
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