偐万葉・真澄篇(その11)・薬師如来がやって来た
本日は我が家に薬師如来三尊がやって来られました。
と言っても、それはブログ友の真澄さんからの絵手紙でありました。
という訳で、と言ってもどういう訳だか分らぬと仰る向きもおありかと存じますが、そういう論理的整合性が破綻した地点に於いて成立しているのが当ブログでありますれば、とにもかくにも「と言う訳で」なのであります(笑)。
と言う訳で(笑)本日は、偐万葉・真澄篇(その11)と致しまする。
(薬師如来)
今年はスーパークールビズにて、薬師如来様も、日光・月光菩薩様もくつろいだ感じでおはします。
薬師さま 梅雨の晴れ間の 中休み
日光月光 だれてぞおはす (月日亭偐麻呂)
真澄様へ。素敵な絵手紙有難うございました。この紙面を借りお礼申し上げます(笑)。
偐家持が真澄郎女に贈りて詠める歌15首
雲と散り 霧と消えぬる ことのよし もとの形ぞ 我とふなきは (霧消家持)


うなそこに かづくしらたま 塵泥 の 身にもあくがる たまぞありける (塵泥家持)
もみぢ葉の 散るをし見れば 何をかも 足らずといふや 神がまにまに (自足家持)
山川を 隔 なれど届く み思ひの 深き色にし もみぢの降れる (紅葉家持)


群青の 空は静かに 仰ぎ見よ 慈悲の女神の まなざしぞこれ (群青家持)
ベツレヘムの 星にはあらね 敷島の 大和をみなは 蜜柑を摘まな (伊予娘子)


澄鏡
玉兎
の道の あきらけく 吉事
しあらむ あらたまの年
(注)玉兎=月のこと。
我妹子 の うなじの白き さざんかの 花は咲きたり 窓辺に寄れば
鹿のこと しかとはしかし 分り兼ぬ
しかとたしかめ しかるのち言はむ (鹿野鹿麻呂)
梅の香に 誘はれてぞや 我もまた スプーン一杯 ほどの 杏露酒 (偐酒持)
金色
の 線香花火 弾け咲く 山ぐみ春の 言祝ぎの花
よ
りまさの いづれとまよふ あやめ花
咲きてみなもに 影のすずしき (偐三位家持)


恋初
めの 花にしあれり 白薔薇は 五月
の 朝
の 風とや咲ける
白き花 一枝 手折 りて クレパスの 赤きをとめに 持たせてもがも (阿倍花麻呂)


ほととぎす 来鳴きとよもせ 車輪梅 夏告げ花の 今しも咲けば
<参考>過去の偐万葉・真澄篇は
コチラ
からどうぞ。
真澄さんのブログは コチラ
からどうぞ。
(注)最初の薬師如来を除き、絵画は全て真澄さんのブログから
の転載です。
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