久し振りに偐万葉です。シリーズ第113弾となる今回は偐万葉・ビッグジョン篇(その7)であります。なお、ビッグジョン氏は偐万葉では「歩麻呂」という名を小生が勝手に付けさせて戴いています。
<参考>過去の偐万葉・ビッグジョン篇は コチラ
からどうぞ。
ビッグジョンさんのブログは コチラ
からどうぞ。
偐家持が歩麻呂に贈りて詠める歌19首
併せ俳句1句替え歌1篇
並びに 歩麻呂が返せる歌1首
半夏生 梅雨未だ明けぬ 夕暮の
水際
照らすと 白くや咲ける (生半夏)
すっぴんに なるをためらふ 半夏生
厚化粧厭ふ われにしあれど (全夏生)
半夏生 似て非なるわれ 生半可 (筆蕪蕉)

紫に 匂へる口の にくくあれど
ひとつまみやんも われ食ひめやも (
大山桃皇子
)
(注)やんも:ヤマモモ(山桃)の別名。ヤンモ、ヤンメ。
(元歌)むらさきの にほへる妹を 憎くあらば
人妻ゆゑに 吾恋ひめやも (大海人皇子 巻1-21)
茜さす 頬のはじらひ 目にも見ず
木のぼりするや 君がもも食ふ (
酒屋王
)
(元歌)茜さす 紫野行き 標野ゆき
野守は見ずや 君が袖振る (額田王 巻1-20)
海の日は 帆麻呂行くらし 淡海 の 海 雨間に風の ほどよく吹けば

みほとけの ともにしませば またあふひ
きみにさくらむ つつがなくあれ (送別家持)
蓬莱の 深山 に 生 へる かたばみと 知れば見が欲し 白きその花

ひとくくりに すまじカボチャも それぞれの
色も形も あるものなれば (増手人麻呂)
ぬばたまの 夜わたる月も よかれども
などて詠まれぬ 桧扇の花
歩麻呂の返せる歌
ぬばたまの 闇に光を 当てるとて 謎に挑まん 家持の君

わが池の 隣は何を する人ぞ
見むとしすれば 見られけるかも (蛙牛麻呂)
我が背子に 咲きて呼ぶらし な踏みそ 沼虎の尾の 白きその花

擂
る人も
擂
らぬ人をも ひとしなみ
見つつや咲かむ 胡麻の花はも
はしきとは 思へど膝の あしければ
ふみもかたかり 飛騨の山々
わだつみの いろこのみやの をとめらの
さんざめくらし リコリスさきぬ

我妹子は 帰り来たれり 朝顔の 花も咲きてや ことほぐならむ
枚方の 氷室の里の
鼬
われ
ゐてもたちても 君が
家
恋
し (
氷室鼬麻呂
)
絶えぬれば いまはた
恋
し
鼬
道
よしもあらねば 風の
音
に聞く
葉も見ずて 擬宝珠なりと わがせしは
水擬宝珠の 花にやあらむ (偽宝珠)

なべて世は なるがままよと 冬瓜の
ごとに朝寝を 人もするべし (冬瓜禅師)
替え歌「雄滝越え」(替え歌「天城越え」) 歌 滝川さゆり
隠しきれない この思い いつしか
面
に あらわれて
我慢をしている くらいなら 行ってきたらと 妻が言う
かくれ道 北小松
九十九
折り
楊梅
の滝
舞い上がり 揺れ落ちる
山の向こうに はるか・・・ 琵琶湖が見える
何もなくても それもいい ごうごうたぎつ 川の瀬を
ひとりで行きます 雄滝 越え
(注)1.ビッグジョン氏のブログに書き込んだ上の替え歌は未完成であり
ましたので、今回偐万葉に収録するにあたり、文言の追加修正を
行いました。
2.掲載の写真は全てビッグジョン氏のブログからの転載であります。
<参考>その他の偐万葉シリーズのページは コチラ
からどうぞ
偐万葉・ひろみ篇(その18) 2025.10.03 コメント(6)
偐万葉・若草篇(その30) 2025.08.10 コメント(15)
偐万葉・龍の森篇(その6) 2025.07.15 コメント(4)
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