本日は偐万葉・童子森の母篇をお届けいたします。
童子森の母さんは、長年可愛がって来られた白猫のシー君を亡くされるなどして暫くブログをお休みされていましたが、最近、仔猫のぼぼちゃんを新しい家族にお迎えになり、元気にブログを再開されました。
ということで、それを祝しての偐万葉であります。
偐家持が童子桜郎女に贈りて詠める歌17首併せ俳句1句 並びに 童子桜郎女の作りたる歌4首併せ俳句3句
昨日
にては 咲きそこねたる
連翹
の
今日
は津軽の 妹とし咲きぬ (津軽咲麻呂)
お岩木の 山美しく 日輪は きららなりけり アマリリス咲く

をだまきは 俯き咲くに 妹が庭の をだまき凛と 空見て咲ける
うしろ姿の寄り添ってゆくか (偐松柏木)
津軽猫 白と黒なり 咲く花は
黄にて我らは フリーじゃわいな (津軽猫麻呂)
童子桜郎女の返せる句
何が何やら黄色花今も咲いている (津軽松柏母)

童子桜郎女の贈り来れる句 と偐家持の付けたる脇句
分けあって 分けあって生きている 津軽母 (松柏木)
津軽の猫も しかとや言へる (霹靂火猫)
日曜日 猫も撫で撫で 撫子の
花咲く朝や 母ひとりごち (猫麻呂)

夕べ咲き
朝
萎
める わすれ草
ならずありけり なほ恋ひにけり (ニッコウキスゲ)
童子桜郎女の返せる歌1首
わすれ草 花の命は みじかくて
誰に届ける 月夜のおもい
(松柏林の母)
年ごとに わすれ挿し木の 花しみみ
咲きて知るなり みやこわすれと (津軽郎女)
のむほどに ほどろほどろに ゑふもよし
どちとしのめる さけこそさけよ (酒田山頭母)
雷も 火事もオヤジも 何あらむ
なゐも
避
くなる ははにしあれり (三日酔の母)
童子桜郎女の返せる句
歳重ね荷重く猫背で歩く北の野辺 (松柏木の母)
シー君の いづち行かめや 文月 の 朝の光の 今し悔しも
(元歌) 愛し妹を いづち行かめと 山菅の
背向に寝しく 今し悔しも (万葉集巻14-3577)
君のごと 白きムクゲの 咲きぬべし わが泣く涙 干なくぞあれる
(元歌) 妹が見し 楝の花は 散りぬべし
わが泣く涙 いまだ干なくに
(山上憶良 万葉集巻5-798)
悲しみも 立ち止まること なくあれば 近くもあらな 歩まれる日の
秋の葉の 匂へるごとや 山ガール
なりてぞわれも
久渡寺山
なり (秋山郎女)

言はむすべ せむすべ知らぬ 花さへも
酔ひてや今宵 頬染むらむか (下戸花麻呂)
(元歌)言はむすべ せむすべ知らず 極
りて
貴きものは 酒にしあるらし
(大伴旅人 万葉集巻3-342)
童子桜郎女の返せる歌2首
ほろ酔いを 花にたとえし 人ありて 旅人 の歌も おもしろく読む
この世にし 楽しくあらば こむ世にも 聖楽しむ ネコとならなむ
身も蓋も なきゴミなれど 蓋ありて
磨けばそこし 花も咲くらむ (津軽釜足)

童子桜郎女の返せる歌
釜蓋よ めぐりあったは これも縁
化粧直して わが門まもる
(釜童子)
打ち捨つる 枝にしあれど 実の惜しと
飾ればこれも Xmasツリー (剪定家)
にゃんつうか すべてこの世は こともにゃし
にゃふにゃふにゃと 眠る・し・あ・・は・・せ・・zzzz
(ぽぽ麻呂)
初雪は 心ときめく シクラメン 咲き 始 む朝に 淡くぞ降り 来
ともしかも まどろむ猫の すはすはと
今し明けゆく 薄雪の朝 (偐猫持)

(注)掲載の写真は全て童子森の母さんのブログからの転載です。
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