第90回智麻呂絵画展
智麻呂絵画展もいよいよ90回と相成りました。
これもひとえに応援下さる皆さまのお陰と心より感謝申し上げます。
では、ごゆるりとご覧下さいませ。
<参考>他の智麻呂絵画展は下記から。
第1回展~第100回展
第101回展~第200回展
第201回展~
(もみぢ葉)
このたびは 幣も取りあへず 手向山 もみぢの錦 神のまにまに
(菅原道真 古今集巻9-420 小倉百人一首24)
智麻呂絵画展第90回も、「取り敢えず」もみぢから始めることといたしましょう(笑)。
もみぢは形ととのひ色づき全きをのみ見るものかは。まだらに色づきてそこここに青きを残し、虫食いの跡などもありて形ととのはぬこそよきに・・と若草兼好は申されて居ります。
(和菓子)
上の和菓子と下のわさび漬けは偐山頭火さんの手土産。
偐山頭火さんの前回のコメントで和菓子を挟んで「食う」か「描く」かで意見の相違を見たというのが、どうやらこの和菓子のよう。結局は「描く智麻呂と地頭には勝てぬ」と恒郎女様は「描くまで待とう」とされたことが、この絵より明らかとなりました(笑)。
(わさび丸)
(ラッキョウの花)
上は、当ブログ10月31日記事に掲載の写真を絵にされたものであります。
下は、偐家持の鳥取銀輪散歩のお土産でありますな。
(ラッキョウ)
(ザクロ)
このザクロはカリフォルニア産のザクロにて、絵ではその大きさが分り兼ねますが、普通のザクロの3倍もある大きさであるとのことです。
恒郎女様曰く「PPT参加でこんな大きいのがやって来たら国内のザクロはひとたまりもない。」割れ柘榴は「笑い」の比喩とされるが、この巨大柘榴のそれは、恒郎女様には不敵な「嗤い」に見えたようであります。はてさて大和柘榴の運命や如何に。
(ツワブキ)
このツワブキは智麻呂邸の近くに咲いていたものと小万知写真集のツワブキとを参考に描かれたものであります。
凡鬼さんの句にツワブキはなかったかと凡鬼句集の冬の句を探索しましたら1句ありましたので、またまた同氏に無断で掲載です。
日和見を厭う心や石蕗の花 (凡鬼)
ツワブキは石蕗と書くが、上の句では「石蕗」と書いて「ふき」と読ませているようですな。
(ポインセチア)
上のポインセチアは小万知さんがお持ち下さったもの。この真っ赤な葉を目にすると心がもうXmasモードになって来ます。

(オンシジウム) (菊)
上の二つの絵は智麻呂さんが通って居られるデイサービスで描かれたものです。
(アゼリア)
上のアゼリアは、香代女さんが先日の読書会の折にお持ち下さったものです。
アゼリアという耳慣れぬ名前。初めて知りましたが、ツツジによく似ていると思ったら、ツツジ科の植物のようです。
もみぢで始まった今回の絵画展でありますが、匂へる花で粋にお開きであります。
そこで偐家持も1首。
アゼリアの にほへをとめと 咲く花の いま盛りなり 若草の里
(偐家持)
「にほふ(匂ふ)」は、元々は「丹秀ふ」「丹穂ふ」で、赤い色が美しく映え出ることを言ったのであり、視覚的な美しさを指している。現在の嗅覚的な「匂う」とは意を異にする。
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