先程友人のオガクニマン氏より電話があり、会社の先輩の出◎氏が亡くなったとのこと。先月の何日かにお亡くなりになったとのこと。
知った人が亡くなってゆくというのは、寂しいものである。その人との関わりに於いてある自身の思い出・記億が、現在・過去というラベルの貼られた書棚があって、「現在」の書棚から「過去」の書棚へと移し替えられるような感じでしょうか。
或いは、思い出・記憶の総体としてある「自身」というものを想定した時に、その一部が「死ぬ」という感覚であるのかも。自身の部分死の感覚ですかな。
この処、山◎氏、佐◎氏と会社の先輩の訃報が続いている。これらの皆さんのご冥福をあらためてお祈り申し上げます。
大学同期の友人に油野勤という男がいる。今日、彼から3冊の本が郵送されて来た。先日の同期会には彼も出席していて、新しい歌集を出したので、後日に送ると言っていたその本などである。いづれも同氏の著作で、歌集、句集、詩集である。
「天元 油野勤歌集 」 平成23年9月1日発行 神谷書房

「煩悩 油野勤第二句集 」 2008年7月1日発行 そうぶん社出版

「 詩集 円空」 平成19年9月30日発行

こちらは、何年か前に頂戴した本。上の「煩悩」が第二句集とあるから、これは第一句集であるのでしょうな。書棚にあったので引っ張り出して来ました(笑)。
「青空 油野勤句集 」 1997年12月20日発行 そうぶん社出版

同氏は絵も描き、詩・短歌・俳句もものするという多才ぶりであるが、絵の方は未だ拝見したことがない。詩も短歌も俳句も天衣無縫。いかにも彼らしき詩であり、歌であり、句である。
笑った表情は子供のような人なつっこさのある氏であるが、これらの作品にはその表情と相通ずるものがあって、なかなかに楽しい。詩の中には中原中也詩集に潜り込ませても違和感のないようなものもありますな(笑)。
サザンクロスが 放物線を描くと
太平洋の水が 天へと登る
( 「詩集円空」所収の詩「街燈」の一節
)
さて、彼は何処へ、何を目指して登ってゆくのでもあるか。
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