正月早々に風邪を引いてしまいました。3日の午後から不調です。
そんなことで、風邪の歌などを・・。
先ずは、「お蔵百人一首」(偐定家編)から3首。
このたびは 熱もとれずに
洟
たれて
咳
もしきりの 風邪のまにまに (
菅原咳真
)
このたびは 熱はなけれど のど痛く
鼻水たらり 咳のまにまに (菅原咳真)
(本歌) このたびは 幣も取りあへず 手向山
もみぢの錦 神のまにまに
(菅原道真 古今集巻9-420 小倉百人一首24)
鼻の色は 赤みにけりな 痛々し 我が鼻水の 流れせし間に
(赤鼻小町)
(本歌) 花の色は 移りにけりな いたづらに
我が身世にふる ながめせし間に
(小野小町 古今集巻2-113 小倉百人一首9)
以上は、4年前に若草読書会の新年会の余興にと作った「 お蔵百人一首
」に所収の歌であります。
「お蔵百人一首」はもう賞味期限切れになっていますが、「 河内温泉大学図書館
」にてご覧いただけます。
今回の小生の風邪は咳のみにて、洟も熱も下痢も吐き気もないのでありますが、浅野内匠頭は、吐き気も時にあるようにて、
風邪さそふ 洟よりもなほ 咳はまた
吐き気の名残り いかにとやせむ
(浅野嘔吐頭長咳)
(本歌) 風さそふ 花よりもなほ われはまた
春の名残りを いかにとやせむ
(浅野内匠頭長矩 「仮名手本忠臣蔵」)
次は、ブロ友のくまんパパさんの元旦のブログに紹介されていた大伴家持の歌、万葉集の棹尾を飾る歌に対してのコメントとして作りました戯れ歌です。
あらたしき 年の始めの 初春に 風邪引きたるか いや咳夜ごと
(偐家持)
(本歌)
新
始
の 初春の 今日ふる雪の いや 重
け 吉事
(大伴家持 万葉集巻20-4516)
偐家持、咳で夜ごとゼイゼイ言って居ります(笑)。
という訳で、銀輪散歩もままならず、
こんな事で記事と致して置きます。
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