小生よりもずっと若い、従弟が亡くなった。
昨夜がお通夜で今日が葬儀。
先程、帰宅いたしました。
若い頃から書をよくした彼であるが、そう言えば、我が家にも彼の書の掛け軸一つある。それは、
渭城朝雨?輕塵
客舍青青柳色新
勸君更盡一杯酒
西出陽關無故人
という王維の有名な詩の書である。彼が如何なる思いでこの書をくれたものかは知らぬが(どうも亡き父が彼から贈られたもののようであるが・・)、今はむしろ、この詩を遠く旅立って行った彼に小生が贈りたい気がする。もっとも、もう1杯呑めと勧めても、今は詮無いことであるのだが・・。
彼の安らかなる眠りを心より祈る。合掌。
光降る 桜の朝を など急ぎ 散りか
往
きにし 背子はかなしき
(偐家持)
桜花 咲きて光れる 春の日を いづちや君の 散りにし 往
ける
(偐家持)
春花は 今を盛りと 咲くなれど さぶしもわれは 君し居なくば
(偐家持)
折しも桜は今が盛りと咲き匂っているのであるが、西行でもあるまいに、その花の盛りの中、病に倒れた彼は早々とアチラへと旅立ってしまった。
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