本日は雨が降ったり止んだりのお天気にて、銀輪散歩も様子見であります。
ということで、偐万葉シリーズ第139弾、るるら篇(その7)と致します。
るるらさんは長らくブログをお休みで心配して居りましたが、最近また再開され、お元気にされているご様子で安心致しました。
この間に楽天ブログもBBSが廃止となり、コメント欄を閉鎖中のるるらさんには、コメント和歌をお贈りすることも出来なくなってしまいましたが、追和の2首を加えて、これまでの分を偐万葉としてまとめて置くこととしました。
<参考>過去の偐万葉・るるら篇は コチラ
からどうぞ。
るるらさんのブログは コチラ
からどうぞ。
偐家持がるるらの郎女に贈りて詠める歌12首併せ
るるらの郎女が詠める歌6首
みちのくの 野にこそ咲けや つぼすみれ 寒き朝風 雪さへ降れど
るるらの郎女が追和せる歌1首
幸あれと 願う心も 束となり 運ぶ春風 北の大地へ
ダイコンの 花さやさやと 咲く松の 林の道は 走れど 飽かず
むらさきの 匂へる薔薇も 憎くあらね
青薔薇ゆゑに われ買ひめやも (ぶるるら)
君がため 青くならむと 思ほえど
まだあかぬけず むらさきなれり(紫先部)
(本歌) あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る
(額田王 万葉集巻1-20)
むらさきの にほへる妹を 憎くあらば 人妻ゆゑに 吾恋ひめやも
(大海人皇子 万葉集巻1-21)
るるらの郎女が返せる歌2首
花びらに 満ちる雨粒 これこそは 微かに青い ブルーフォーユー
色こそは 水と光の 贈り物 愛でて色づく 花もあるかも

店の奥に 売れるもぢずり 苗ゆゑに ねじれそめにし 花もつかなくに
(山原右大臣・
平通
)
(本歌) 陸奥
の しのぶもぢずり 誰
ゆゑに 乱れそめにし われならなくに
(河原左大臣・ 源融
)
梅雨明けぬ 檜扇水仙 赤々と 咲きて夏はも 今盛りなり
るるらの郎女が返せる歌
夏空の 天照る神の 眼差しを 避ける扇も 紅く染まりて
(くるくる小町)

るるらの郎女が贈り来たれる歌1首
祖母の言う ねじれた花は 真っ直ぐな 瞳で月を 追っていたから
(朝恵ばあば)
偐家持が返せる歌1首
身をば焼く 恋もあるなれ ねぢ花は
月に恋ひてぞ 身のねぢれける
身をねぢり シュート一閃 なでしこの 花は咲きたり 文月 の朝に
膝まろび 膝は痛むも ヤカモチは 色には出さず 銀輪の旅(膝痛持)
(本歌)
展転
び 恋ひは死ぬとも いちしろく 色には出でじ 朝貌
の花
(万葉集巻10-2274)
コスモスの 花もクジャクに 負けぬるか
持ってけ孔雀に 見て行け
秋桜
(持ってイケメン孔雀)
るるらの郎女が追和せる歌1首
秋晴れの 風が言の葉 運んでる 「一枚なら」と 同時通訳

午後4時半 まだたそがれぬ わが肩に
舞ひ散り
来
る ひとひらの春 (偐家持)

里桜 散りぬるあとの 大空へ 蝶高々に 舞ひ昇り行く(偐るるら)

(注) 掲載の写真は全てるるらさんのブログからの転載です。
その他の偐万葉は下記のリストからどうぞ。
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偐万葉・若草篇(その30) 2025.08.10 コメント(15)
偐万葉・龍の森篇(その6) 2025.07.15 コメント(4)
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