本日は雨。その雨の小止みの間をぬって、月例の墓参。
うまい具合に、墓参の間は雨も降らず、上首尾でありました。風はヒンヤリと涼しいのであるが、湿度が高いため、坂道を歩いていると汗が吹き出て来るのでありました。
例によって、見掛けた花などを写真に撮りましたが、昨年7月の墓参の日の日記を見ると、その日にも、ムラサキツユクサやメハジキは掲載されていました。まあ当然と言えば当然でありますな。同じ季節、同じ場所なのでありますから。
<参考>「 墓参と花逍遥
」
2011.7.3.
(墓地)
紫の 露草にもが 我妹子の
終
の
笑
ひを われ忘れめや
(偐家持)
わが
魂
の 出でて虚しく なるらむか 砕け散りぬる 草の
上
の露
(偐家持)
墓参とは言え、あまり真面目な歌は偐万葉らしくもありませぬ故、恋の歌風に詠むことと致しましょう。
いちしろく 色に出でなば
言痛
みと 紫露草 雨にし咲ける
(紫家持)
白玉の 露置き咲けば 紫の 露草これと ひとや言ふらむ
(紫露持)
上のメハジキという花の名は、上記の昨年7月3日の記事の段階では何とも知らず、小万知さんに教えて戴いたものであり、万葉歌に登場する「土針」というのは、この花のことであるというのも、この時に知ったのでありました。
もっとも、万葉植物の常のこととして、これにも異説があり、「つちはり」はツクバネソウ、エンレイソウ、レンゲソウだという説もあるのではあるが・・。
わが
屋前
に
生
ふる
土針
心ゆも
想はぬ人の
衣
に
摺
らゆな (巻7-1338)
歌の意味などは、上記の2011年7月3日記事に記載して居りますのでそちらをご参照下さい。
先月の墓参の時には美しく花を咲かせていたドクダミですが、今は一輪の花も見えません。花の芯に当る部分だけは未だ残っていましたが・・。花の色は移りにけりな、ではありませぬが、あの白い花弁は茶色に変色し干からびたように縮れて、花芯であった部分に、い穢くへばりついているばかり。銀輪花散歩・リュウゼツラン、キンエノコ… 2025.10.19 コメント(4)
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