昨日は銀輪散歩で小生としては今年初めてのニイニイゼミの鳴き声を聞きました。蝉が鳴くと梅雨明けという小生の診断も外れ、今日は夕刻から雨。雨具の用意をしていなかったので、本日の銀輪散歩はかなり濡れての帰宅となりました。
そんなことで銀輪散歩の記事ネタはなし。本日は偐万葉シリーズ第148弾、英坊篇(その11)と致します。
<参考>過去の偐万葉・英坊篇は コチラ
からどうぞ。
英坊3氏のブログは コチラ
からどうぞ。
偐家持が英麻呂に贈りて詠める歌17首併せ俳句1句
並びに 英麻呂が詠める歌6首併せ俳句1句
神通
と なれば 軍艦
の 名になると
知らね家持 婦負
の川行く (鵜坂家持)
(注)神通=自衛隊護衛艦の名。神通川が名の由来。神通川の万葉
時代の古名が売比川、婦負川、鵜坂川である。
(護衛艦「神通」)
(参考) 鵜坂川
渡る瀬多み この 吾
が 馬
の
足掻
きの水に 衣
ぬれにけり
(大伴家持 万葉集巻17-4022)
婦負
川の 早き瀬ごとに かがりさし
八十伴
の 男
は 鵜川
立ちけり
(大伴家持 万葉集巻17-4023)
松田江の 波 麻 行く背子に 疾 みかも 東風 は吹くらし 白波寄せ 来
英麻呂が返せる歌1首
松田江に 咲くはまなすの 実の熟す たわわの様の 秋がまたれる
(松田江の浜)
英麻呂が贈り来れる俳句並びに偐家持が付けたる脇句
歌をよむ こころは 宙 に ドンととび (英麻呂)
パッと言の葉 花火と咲くや (偐家持)
(注)偐万葉掲載に当り「花火と咲かなむ」を「花火と咲くや」に修正し
ました。
紫の 雲たなびきて 立山ゆ
迎へいつとは われ知らなくも (発心門院偐石麻呂)
世にさほど 未練なくあれど さに紫雲
な
急
きそ 吾
は 紫煙一服 (偐紫の上)

半透明と 見えしは
面
磨き過ぎ
映せる景色の それと見ゆなれ (石磨呂)
英麻呂が贈り来れる歌2首
纏まりし 英坊篇に 顔ほてり 前途肩荷に 身こころふるえ
美しき ものの風情を 歌に詠み ひと時の間を 悦にいる我れ
偐家持が追和せる歌1首
まず真似よ 本歌取りなど
嘯
きて
あれるうちにも 歌とやならむ (偐真似麻呂)
英麻呂が贈り来れる歌1首
ゆずり葉は 子の若葉へと 身をおとし 親葉 子を立て 永遠 に栄へん
偐家持が追和せる歌1首
ゆづる葉の ごとや散らまく いにしへゆ
とき知りてこそ よしといふなれ (言葉麻呂)
うつし世の ことは夢よと ほたる火の
ふたつ飛びゆく 深き闇かな (幻氏蛍)

和田川の 道を串田へ
雨隠
り
しつつ見ゆるは 駆けるわれかも (銀輪家持)
英麻呂氏が贈り来れる歌1首
野に立ちて 古しえ民の いきざまと 眼を閉じて視る 祀りのさまと
(いにしへの 民のなりはひ 祀るさま かけて偲はめ 串田の原に)
偐家持が追和せる歌1首
雄神川 流れはるけく 風 尋 へる 串田が丘の 奥津城ぞこれ
我背子の 跡たどりつつ 銀輪の 道はた遠み 今日も暮れ行く
英麻呂が贈り来れる歌1首
越の旅 銀の輪駆けて 風を受け 万葉の里に 今の家持
偐家持が追和せる歌1首
しなざかる 越に銀輪 パンク旅 切り上げ 別
る 惜しき午後かも
(本歌)しなざかる 越に 五年
住み住みて
立ち別れまく 惜しき 夕
かも
(大伴家持 万葉集巻19-4250)
いざ行かな 椰子の島
廻
に 寄す波の
沖 辺
の 伊佐魚
潮吹くも見む (偐鯨麻呂)

葦附は 生 ふるや小矢部 臼谷の 田中の池に 行きて見が欲し
七夕の 恋は雨にし なるならむ 今夕 出ださね 妻迎へ船
(戸出の七夕祭)
梅雨明けを 待つや高岡 駅前の 家持いづく 宿りてあらむ
星降りし 能登の 神山 いするぎの 神ましませば ゆかしその山
(伊須流岐比古神社)
<注>掲載の写真は全て英坊3氏のブログからの転載です。
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