本日は大学の同窓会の総会。
総会は一部が同窓会(青雲会)の会務報告・決算承認などの会員総会、二部が講演会、三部が懇親パーティという構成になっているのであるが、今年は、小生と同期の藪中三十二氏(前外務事務次官)が講師となって講演をするということであり、また、懇親パーティ終了後は同期で彼を囲む会を持つということでもあったので、いつになく楽しみな同窓会総会となりました。
同窓会総会は100名余の出席を得て、梅田の大阪弥生会館にて午前10時半開会で始まり、11時から12時までが講演会。「国際社会と日本」と題して、藪中氏より、G7体制の終焉、G20の機能不全、日米関係、尖閣問題などの日中関係、対ASEAN外交の重要性などなど、長年に亘って日本外交の前線で努力して来られた氏の興味深いお話を拝聴することができました。
(講演中の藪中氏)
二次会の「藪中氏を囲む同期の会」は、場所を変えて、サントリー経営のラウンジ燦・大丸店で午後4時から。
参加者は藪中氏、守◎氏、谷◎氏、広◎氏、西◎氏、堀◎氏、黒◎氏、水◎氏、小◎氏、仲◎氏、佐◎氏と小生の12名。
佐◎氏の司会進行、守◎氏の乾杯の発声で始まり、和やかで楽しい歓談。藪中氏の挨拶の後、各人の近況報告となり、色々とユニークなスピーチが続きました。意外だったのは、藪中氏が百人一首のカルタ取りが得意であったらしいことが一つ(学生時代に堀◎氏の自宅に遊びに行き、百人一首のカルタ取りをした処、百人一首の歌全部を覚えていてそれなりに自信を持っていた堀◎氏だったが藪中氏には全然歯が立たなかったらしい。)と、彼の口から、「万葉集はいいねえ。」という言葉が発せられたことです。最近にも明日香を自転車で走り、犬養孝記念館に立ち寄ったことや大津皇子と石川女郎との相聞歌のことなどの話が出たこと(これは小生が誘導した訳ではなく、小生が彼の対面の席に掛けるや否や彼の口から発せられたものでありました。彼も亦、犬養先生の講義を受けて万葉集に惹かれたものであるようです。)は、小生としては嬉しいことでありました。
まあ、そんなこともあって、小生のスピーチは、万葉調の戯れ歌で締め括ることとしました。
先般に富山の高岡を銀輪散歩した際に立ち寄った荊波神社にあった万葉歌碑の歌ともう1首別の万葉歌を掛け合わせての即席の歌を手許の紙に書き留めて、それを犬養節で朗唱することとしたのでありましたが、彼には喜んで貰えたようでありました。
で、その歌と元歌の2首を下に記して置くこととします。
藪中の 君と席借り 思ふどち つどひてあれば うれしくもあるか
(偐家持)
(注)第5句の「うれしくもあるか」は敢えて8文字の字余りの
ままといたしました。
その理由は藪中氏の名が「三十二」であることから、
和歌三十一文字を字余りの三十二文字とした、という
洒落っ気であります。
元歌2首
新
しき 年の始めに 思ふどち い群れてをれば 嬉しくもあるか
(道祖王 万葉集巻19-4284)
荊波
の 里に宿借り 春雨に
隠
り
障
むと 妹に告げつや
(大伴家持 万葉集巻18-4138)
<参考> 高岡銀輪散歩(その5)
2012.6.27.
久々に母校へ
2011.6.16.
二次会は6時半過ぎ、小生の中締めでお開きとし、谷◎氏のデジカメで全員揃っての記念写真撮影後解散。黒◎氏、仲◎氏と小生はホテルグランヴィア大阪の喫茶店で珈琲しながら、更に1時間余雑談し、8時半頃に帰宅の途につきました。
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