本日朝10時頃に恒郎女様から電話があり、「凡鬼さんが午後からやって来られますが、よかったら来ませんか。」とのこと。凡鬼さんとは前回4月1日の読書会以来お会いしていないので、喜んでお伺いさせて戴くことと致しました。勿論、前頁の末尾でご紹介申し上げましたポロシャツを着て、MTBで智麻呂邸に、いそいそと出掛けて参りました(笑)。
小生の智麻呂邸到着は午後2時過ぎ。凡鬼さんは未到着で、智麻呂・恒郎女ご夫妻と智麻呂絵画展のことなど色々と雑談しているうちに午後3時過ぎに凡鬼さんが到着。凡鬼さんが作って居られる野菜をどっさりお土産にお持ちになっての登場でありました。
これには、智麻呂氏も大喜び。勿論、恒郎女様もお喜びでありましたが、それは食べ物としての野菜ということでの喜びようであり、至極普通の反応なのでありますが、智麻呂さんのそれは、絵の題材を得た喜びなのでありました。恒郎女様がトレイに並べて下さった玉葱、ジャガイモ、白茄子、胡瓜などを、ああでもない、こうでもないと並べては絵の構図を探って居られるようでもありました(笑)。
小生も、智麻呂邸を辞する段階でそのお裾分けを頂戴いたしました。下の写真はその野菜たちであります。
(凡鬼農園の野菜たち)
凡鬼さんが俳句をされる方であることは、当ブログの読者さんは先刻ご承知かと存じますが、その所属される句の会「鳰の子俳句会」がこの程結社となり、同人誌も発行されるようになったとかで、本日はその創刊号も持参されていました。
本日は、凡鬼さんのご了承も得ては居りませんが、その句誌に掲載の凡鬼さんの句をご紹介させて戴くことと致します。
(句誌「鳰の子」創刊号)
「鳰の子」創刊号(平成23年6月20日発行)に掲載の凡鬼の句
羅漢さんのっぺらぼうの日永かな
春風は大仏様の息ならん
エプロンの紐締め直す春一番
平等が唯一の掟蝌蚪の国
昴りの反芻もあり花疲れ
修司の忌マッチ摺ること稀となり
今回は、当ブログ宛てに贈って下さった俳句ではありませんので、偐家持の脇句はご遠慮するのが礼儀でしょうな。悪い癖で77を付けたくなるのでありますが、ここはじっと我慢の筆蕪蕉であります。
また、この句誌の巻末には凡鬼さんは「句集に学ぶ」と題して、句集「山椒魚」茨木和生著(角川書店)と句集「白魚」西上禎子著(ふらんす堂)を取り上げて、俳句評論の一文を寄せて居られますが、これもなかなかに興味深い内容であります。小生は現代短歌も現代俳句にも殆ど知識がありませんので、このお二人の俳人の名も存じ上げないのではありましたが、面白く読ませて戴きました。
季語のことなど俳句あれこれのお話も興味深く聞かせて戴き勉強になりましたが、そのような話も含め、あれこれと雑談しているうちに、いつの間にか午後6時前になっていることに気付き、凡鬼さんと小生は、智麻呂邸をおいとますることと致しました。
<追記。2012.7.20.>
今回の智麻呂邸改築に当って、門柱脇の木を1本切除されましたが、その所為か今年は門柱に登って羽化する蝉が多いようで、空蝉が門柱に。智麻呂氏はそれも絵にと描き始めて居られるようですが、もひとつ上手く行かないようだとか。
梅雨も明け、クマゼミの声も聞かれるようになりましたが、今年は7月12日にニイニイゼミ(銀輪散歩の途中の民家の庭先で)、16日にアブラゼミ(花園中央公園で)、19日にクマゼミ(自宅の庭で)の声を初めて耳にしました。もっとも、小生の耳の中では年中ニイニイゼミは鳴いているのでありますが。
しずけさや 耳の奥なる 蝉しぐれ
間無く降りける 老いの坂道 (偐家持)
若草読書会・二十四節季と七十二候の季語 2025.09.27 コメント(4)
自宅療養記・いざ若草ホールへ 2025.09.15 コメント(8)
自宅療養記・嬉しいプレゼント 2025.08.23 コメント(4)
PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着
New!
MoMo太郎009さん
New!
ビッグジョン7777さん
New!
七詩さん
New!
☆もも☆どんぶらこ☆さん
New!
龍の森さん