( 承前 )
乃木神社の続きです。
乃木神社の境内には山口長府の乃木旧邸(希典生家)が復元展示されている。
説明は下の写真でご覧下さい。クリックすると写真が拡大します。
小生には、乃木旧邸よりも萩の方が目に入りますな(笑)。
人も無き 乃木のやしろに 秋萩は
咲きか散るらむ 風さやに吹く (偐家持)
木陰に吹く風は冷んやりして秋風を思わせるが、照る日が下はまだまだ暑い。汗だくの銀輪散歩、自販機の飲み物は欠かせない。乃木神社の社務所の横の自販機で新しい飲み物を仕入れる。
神社の前が桃山小学校である。その脇の急な坂道を下って行く。ここからは小生提案の変更コースとなるので、道順調べは小生の責任である。参加者を連れて道に迷ったのでは洒落にならない。
坂を下り左折、JR線ガード下を潜って、すぐの脇道を上って行くと大光明寺陵がある。北朝の天皇、光明天皇と崇光天皇のご陵である。
光明天皇は北朝初代の光厳天皇の弟で北朝2代目天皇である。崇光天皇は光厳天皇の第一皇子で、北朝3代目の天皇である。
扁額には、光明・崇光天皇と並んで治仁王の名も見えるが、この方は崇光天皇の孫に当る方。崇光天皇の第一皇子の栄仁 (よしひと) 親王(伏見宮初代当主)が父親。父没後2代目伏見宮当主を継ぐが数カ月後に急死、弟の貞成 (さだふさ) 親王が3代目当主となる。
ご陵の参道脇にカラムシが花を咲かせていました。
みささぎに 秋の日降れど 道の辺に
たれや見るらむ からむしの花 (偐家持)
大光明寺陵の前の道を西へ。最初の辻を右に入るとJR桃山駅の前に出る。そのまま直進すると広い通りに出る。これを左に取ると御香宮神社、京阪伏見桃山駅へと続く。
時刻はと見ると12時。取り敢えず昼食を済ませてしまおうと、御香宮神社をやり過ごし、坂道を下る。すると記憶にある店が目に入る。いつの時に入ったのかは判然とはしないのであるが、店に間違いはない。入ってみる。店内の様子も記憶にあるものと一致。
自転車を停める場所がないので、折りたたんで店に入る。店を出る時、レジの女性が「私も自転車で店に通っていますが、まだまだ暑いです。」などと言って笑って居られました。
腹ごしらえが済み元気に(?)。御香宮神社への坂道を一気に走り上る。
創建の由緒は不明。当初は「
御諸
神社」と呼ばれていた。貞観4年(862年)社殿改築の折に境内より良い香りの水が湧き出し、これを飲むと病が治ったので、清和天皇から「御香宮」という名を賜ったと伝えられるが、実際は、筑前の香椎宮から神功皇后を勧請し、神功皇后御廟香椎宮を略して御香宮と称したということであるらしい。
本日はここまで。御香宮境内をひと回りして、伏見奉行所跡を通って宇治川へと向かいますが、続きは次回とします。
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