偐万葉シリーズ第158弾、若草篇(その9)をお届けします。当ブログにご訪問下さりコメントを戴いた若草読書会の方への返事コメントに添えた歌などを集めたものが、若草篇であります。
<参考>過去の偐万葉・若草篇は コチラ
からどうぞ。
偐家持が小万知に贈れる歌6首並びに 小万知が贈り来れる俳句2句と偐家持が付けたる脇句2句
小万知が贈り来れる俳句2句並びに偐家持が付けたる脇句
雲囲い 雨だれ一つ 紫陽花に (小万知)
こぼれて近し 葛城の山 (偐家持)
梅の実の 香り放たれ 梅雨の入り (小万知)
(写真提供 小万知氏)
忍ぶれど パンク二度もや 我が銀輪
もはやこれまで
徒歩
となりけり (徒歩家持)
忘れまじと 植ゑしはなから 忘るるは
勿忘草
も
醜草
ならし (偐アホ草)
これやこの クマもアブラも 木のなくは
是非に及ばず 若草の門 (後蝉丸)
(本歌) これやこの ゆくもかへるも わかれては
しるもしらぬも 逢坂の関
(蝉丸 後撰集1090 小倉百人一首10)
アガぺーの 花が運べる 涼風に
しまし憩へと 声もやすなる (蘭麻呂)
撫子は 銀の色にし 咲くといへど
金の色にも 咲きまさりけれ (五輪娘子)
(本歌) 朝顔は 朝露負ひて 咲くといへど
夕影にこそ 咲きまさりけれ (万葉集巻10-2104)
お犬様 いづく行かるや 輪タクの
車夫となり行く 疾駆のあるじ (犬上家の人)
偐家持が偐山頭火に贈れる歌9首併せ俳句5句
並びに偐山頭火が贈り来れる歌1首併せ俳句4句
競
ひ咲く
花菖蒲
には あらざれど
ともにしまたも いづちや駆けむ (銀輪家持)
偐山頭火が贈り来れる俳句並びに偐家持が付けたる脇句
行乞も パン喰うなれば ましな旅 <偐パンク>
されどやかもち つかれもぞする <偐ヤカ餅>
河童橋 何んの河童と 思へども
さはに人あり 銀輪行かず (河童麻呂)
梓川 清き瀬に立ち 高々に
穂高見つつや 妹は行くらむ (偐・偐山頭火)
(梓川 写真提供 偐山頭火氏)
偐山頭火が贈り来れる句と偐家持が付けたる脇句
寅さんと 龍野芸者が よく似合う (偐山田監督)
蜻蛉群れ飛ぶ 秋野の日暮れ (偐寅持)
二上の 山は見が欲し 我背子が 行き来と見らむ 山ぞ見が欲し
(本歌) あさ裳よし 紀人
ともしも 亦打
山
行き来と見らむ 紀人ともしも ( 調首淡海
万葉集巻1-55)


(左 富山県、二上山 右 越中八尾 写真提供 偐山頭火氏 )
青雲の たなびく八つ尾 坂の道
響
む胡弓の 風の
音
聞かな (幻聴家持)
風の盆 過ぎて胡弓の 風が吹く (幻偐山頭火)
肥後はよし 素行問はずや 来よとふみ
山鹿ゆ来たり 背子行くらしも (山猫素行)
腿痛い
磐余
の道は 可も不可も
なけど
伊勢道
に 脚の
攣
れるは (大吊皇子)
(本歌) ももつたふ 磐余
の池に 鳴く鴨を
今日のみ見てや 雲 隠
りなむ
(大津皇子 万葉集巻3-416)
偐山頭火が贈り来れる歌1首
喜六清八 の 目指す欅が 銀輪に 休めと示す 秋の夕暮れ
(おかげらが 目指す欅で 銀輪に 休めとしめす 秋の夕暮れ)
偐家持が追和せる歌2首
弥次喜多も 回りかねたる 三輪の道
喜
ぃ公
清
やん 槻の下行く (上方偐兵衛)
月々に 槻見る槻は 多けれど
わが足つるは この槻の
土
(
大吊皇子
)
(本歌) 月月に 月見る月は 多けれど 月見る月は この月の月 (不詳読人)
偐山頭火氏が贈り来れる発句並びに偐家持が付けたる脇句
急成長 公開すれば ストップ高<偐未公開株投資家>
買ひて後悔 するも知らざり <偐家持投資顧問会社>
偐山頭火が贈り来れる発句並びに偐家持が付けたる脇句
手が届く 柿と牡蠣には 気をつけよう (食い逃げ太郎)
餓鬼と言はるる 歳にあらねば (偐家持)
(注)偐山頭火氏のブログは コチラ からどうぞ。
凡鬼が贈り来れる俳句1句並びに偐家持が付けたる脇句
十薬や わが青春の 懺悔かな (凡鬼)
雨に濡れつつ 辿る道の辺 (偐家持)
(注)十薬=ドクダミのこと。開花期のドクダミを乾燥させたもの
は生薬として利用され、十薬と呼ばれる。
偐万葉・ひろみ篇(その18) 2025.10.03 コメント(6)
偐万葉・若草篇(その30) 2025.08.10 コメント(15)
偐万葉・龍の森篇(その6) 2025.07.15 コメント(4)
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