偐万葉・英坊篇(その15)
本日も偐万葉であります。シリーズ第160弾、英坊篇(その15)をお届けします。
<参考>過去の偐万葉・英坊篇は コチラ
からどうぞ。
英坊3氏のブログは コチラ
からどうぞ。
偐家持が英麻呂に贈れる歌14首併せ4句 並びに 英麻呂が贈り来れる歌10首併せ4句
英麻呂が贈り来れる上の句
に偐家持が付けたる下の句の歌3首
案山子とて へのへのもへの 顔したい (英麻呂)
したいやうにと 鯛も言ふなり (偐家持)
しぶちんの 下痢と腹いた どうしよう (英麻呂)
屁屎も出すを 惜しめるむくひ (偐家持)
割れ柘榴 実の落つを耐え 木にしがみ (英麻呂)
なほ己が身を 笑へるはよし (偐家持)
英麻呂が贈り来れる歌2首
並びに偐家持が返せる歌2首
りんどうは 綺麗可愛い 花ゆえに
そしりを受けて 竜の胆とは (英麻呂)
竜胆の 花よりもなほ われはまた
腹の痛みに 根こそ欲しけれ (浅野内匠頭短慮)
(本歌)風さそふ 花よりもなほ 我はまた
春の名残を いかにとやせむ (浅野内匠頭長矩)
(注)リンドウは根が薬用(健胃薬)となり、それが余りにも苦いので
「竜の胆のよう」ということで「竜胆」と呼ばれたとのこと。
電車窓 身をよじり見る 山の辺は
浅き
紅葉
の 二上の山 (英麻呂)
忍忍の 電車にしあれ 今しばし
忍び待つべし 二上もみぢ (服部半紅)
英麻呂が贈り来れる歌1首
知らずとも みてほしいよと 実を結ぶ
橘の木も 葉花も知らず (無知麻呂)
偐家持が返せる歌1首
蜜柑とも し難きことよ 知らざれば
たちばな我を 立ちてみに来よ (橘もろええ)
英麻呂が贈り来れる歌1首
知らぬ熊
狐狸技
金に 眼が眩み
あけび栗売り 無くす蓄え (英麻呂)
偐家持が返せる歌1首
西の市に
通草
を売れば
商
じ
狐狸
金は落ち葉に 変りけるかも(偐熊麻呂)
(本歌)西の市に ただ独り出て 目並べず
買へりし絹の 商
じこりかも (万葉集巻7-1264)
英麻呂が贈り来れる歌1首
音を読み 韻を踏まえの さぐり歌
芯がぼけても 平気のへいざ(英麻呂)
偐家持が返せる歌1首
初霜の おきまどはせる しらきくも
よまばやきかむ 手さぐりの歌 (凡河内のみねうち)
(本歌)心あてに をらばやをらむ 初霜の
おきまどはせる 白菊の花
(凡河内躬恒 小倉百人一首29 古今集277)
千保川は 千代に八千代に 流れ橋の
上に番置きて 銭の取るまで (千保共和国国歌)
(本歌)君が代は 千代に八千代に さざれ石の
巌となりて 苔のむすまで
(千保川・一文橋)
冬立ちぬ もみぢしぐれか かさささず
笹津の橋ゆ 飛騨に入らまし
秋の葉の 色も移ろふ 追ひ 及 けと 飛騨の秋山 背子は越ゆらむ
移ろふは 花ももみぢも ならひなれ
追ふも追はぬも ひとときの夢 (偐秋丸)
(笹津橋)
英麻呂が贈り来れる歌1首
踊らぬは 損損だよと 輪に入り 心で唄い 阿波の手踊り
偐家持が返せる歌1首
風の盆 われはなりなむ 見る阿呆
君が手慣れの 阿波舞ひなれば
英麻呂が贈り来れる歌1首
キトキトと いわれてみても 知らぬわれ
もしやお顔の 脂のことか (英麻呂)
偐家持が返せる歌1首
キトキトを 奇と見しわれも あらたしき
こと言ふなりと 知りてキトキト (キト麻呂)
英麻呂が贈り来れる句
に偐家持が付けたる脇句
うかつにも 歌碑の元にて 昼寝する (英麻呂)
これうたたねと 言ふもかひなき (偐家持)
(注) うたたね=「うたた寝」と「歌タネ」とを掛けている。
かひなき=「歌碑なき」と「甲斐なき」とを掛けている。
英坊3氏が贈り来れる歌1首
家持の 遺徳をしのぶ おのこあり
奈良の息吹が 氷見のそこここ
偐家持が追和せる歌1首
家持の
事跡
辿りつ われこしに 別れ惜しめる 歌の
碑
(注)こしに=「来しに」と「越に」とを掛けている。
英坊3氏が贈り来れる歌2首
たけのこは 伸びて若竹 根も張りて
なまずの揺れも 耐えるタケヤブ (珍竹林)
バガボンの パパはうわ手だ 風の盆
いいよるギャルに うれしい悲鳴 (珍竹林)
偐家持が返せる歌2首
地震
れば 竹の林に
避
くるとも
猛
きその根に 手焼き
音
を上ぐ (偐畑麻呂)
バカボンの ママこそうはて バカボンの
パパに言ひ寄る ギャルなきと知る (アホボン)
<注>掲載写真は英坊3氏のブログからの転載です。
偐万葉・ひろみ篇(その18) 2025.10.03 コメント(6)
偐万葉・若草篇(その30) 2025.08.10 コメント(15)
偐万葉・龍の森篇(その6) 2025.07.15 コメント(4)
PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着
New!
ビッグジョン7777さん
New!
七詩さん
New!
☆もも☆どんぶらこ☆さん
New!
龍の森さん
New!
MoMo太郎009さん