一昨日(1日)、思い立って、新潟の福島潟まで銀輪散歩に出掛けて来ました。安田新潟自転車道は以前走ったことがあるので、阿賀野川までは道が分かる。その先は阿賀野川支流の新郷川沿いに走れば、自ずと福島潟に着くので、道に迷うこともなさそう。問題はお天気であったが、この日は快晴。雲一つ無い好天気。遠く飯豊の雪嶺を眺めつつの快適な銀輪逍遥となりました。雪見たし、されど大雪は困る。旅人の勝手な都合に合わせてくれたかお天気の女神様は願ったり叶ったりの「うらうらに照れる春日」をご用意下さったようであります(笑)。
新潟駅前から出発。安田新潟自転車道を泰平橋まで走る。
泰平橋は阿賀野川に架かる橋、上流側(南側)にはJR白新線の鉄橋が架かっている。泰平橋はもっと近いという印象でしたが、思った以上に時間がかかりました。これは古い記憶の中では道程が短縮されてしまうということに依るのでしょう。
橋の向こうに見えている白い山並みは多分、飯豊の山々。福島潟はこの山の方向にある筈。
列車の走る処を写真に撮りたかったが、いつ来るとも知れない列車を待つ程の鉄道ファンでもなければ、鉄橋だけで済ませることに。
はだれの雪と枯れた葦原と阿賀野川の青い水面、そして青い空。
自転車道にお別れして、新郷川沿いの道に入る。車も時に走るが、それは希なことにて自転車道と変らぬ快適な走行である。
もやいの小船が一つあるだけで景色が趣のあるものになる。
見やれば白き遠山。
遠山に 雪は置きつつ しかすがに 春日は照れる 新郷の川
(偐家持)
2時間余で福島潟に到着。
意外に水鳥の姿が少ない。白鳥もヒシクイも周辺の田圃に出掛けての「お食事中」ですかな。ということで、「水の駅ビュー福島潟」の隣にあった店、「観水庵」にてヤカモチも昼食と致しました。しかし、他には食事処がないのか、時間帯の所為か、店内は食事客で一杯、随分と待たされた挙げ句、ランチに付いている食後の珈琲もなかなか出て来ない。閑人なれど「待つ」ということの苦手なヤカモチは珈琲を諦めて店を出ることに。
右に見える農家風の建物が「潟来亭」。無料休憩所で中には囲炉裏もあって、ゆっくりできるようになっているようだが、ここも沢山の人で賑っていたので遠慮することに
観水亭の北東側の水田の一画に何やらガァーガァーと喧しい鳥の声。近くまで行ってみると、鴨よりも一回り大きい鳥の群れ。オオヒシクイのようである。道からはかなり離れた場所であり、田は雪と融けた水でぬかるんでいるため、鳥には近付けない。
コンパクトカメラのズームではピントの合わない写真しか撮れませんでしたが、まあ、無いよりはマシと1枚だけ掲載して置くこととします。
恋ひ来れば 福島潟ゆ 真白にぞ
飯豊の山は 見れど飽かぬかも (偐家持)
福島潟を周遊する。結構広い。
工事中の橋のたもとで休憩して景色を楽しんでいると、一人の男性がやって来られた。挨拶すると、野鳥の保護監視員をされている方のようで、双眼鏡を手に、見回りをされているのでありました。「今日は人が多いので、鴨やその他の水鳥も嫌がって遠くへ移動しているよう。」とのこと。この方の説明で、先程見た水田の鳥の群れがオオヒシクイであることが分かった次第。その他、途中で見掛けた黒い鳥がオオバンという鳥であることやこの鳥は水かきがないので、首を振って勢いを付けるようにして泳ぐこと、オオバンは額に白い模様があり、バンはこれより少し小型で額の模様の色が黄色であることなども知りました。人工の網や釣り糸・釣針などで傷ついた鳥は保護・救出するが、野生生物に襲われたり、自然状態で傷ついた鳥には手を出さないのだという。絶滅危惧種のような鳥は別として、野生の鳥への人間の関わりは最小限にとどめ、生態系の自然淘汰のサイクルを尊重するのだという。ごもっともなことです。
五頭山や飯豊の山々も教えて戴きましたが、もう記憶が曖昧になっていますな。しかし、上の写真の山は五頭山系の山々で、五泉の方向になるというようなことは未だ記憶に残っています。
同様に、写真右奥に見えている白い三角嶺が北股岳であるというのも知りました。麓が「湯の平温泉」だと言う。ふぁみり~キャンパーさんのブログで記憶している名がここで出たので、「ああ、湯の平温泉ね。」と知ったかぶりして、男性の話に合せているヤカモチでありました(笑)。
<参考> 福島潟
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