銀輪散歩でもこの処は、さしたるネタはないので、今日も言葉遊びです。ちょっとハマり過ぎですかね。今回は主義主張を思い付くままに迷解説することと致しました。
言葉遊び・イズム篇
マキャベリズム(
Machiavellism)
:
隙間なくキャベツを積めるだけ詰め込むためには手段を選ばないのが農場主の務めであると主張する主義。マキャベリアンと言う場合は、これと異なりキャベツを食うためには手段を選ばない人たちのことを言い、意味が違う。ベジタリアンとジベタリアンが意味を異にするのと同じである。
マルキシズム(
Marxism)
:
沈む訳ない丸木でも沈むと言わないと気が済まない主義。マルクス主義と訳される場合は、未だ丸くなっていない木を丸くする過程に視点を置いたものである。
ニヒリズム(nihilism):
何でも二匹は嫌でどちらか一匹は殺さないと気が済まない主義、
虚無主義と訳される場合は、一匹どころか二匹とも殺してしまって元も子も無くしてしまうケースも含んでいる。
ナルシズム(narcism、narcissism)
:
なるべくなら自分を目立つようにしてくれと言い続ける主義。自己愛とも訳されるが、これは自己だけでなくタコも好きな場合を言い、タコ(他己・蛸)が嫌いな場合は「うぬぼれ屋」とも訳される。
リリシズム(lyricism):
理科でも料理でも「リ」で始まるのが抒情的であると主張する主義、抒情主義と訳される場合は、「り」で始まっても「理論」だけは抒情的とは見ない一派をも含んだ広い概念となる。
テロリズム(terrorism):
セロテープでも何でも爆弾に使えればよしとする主義。政治的な意味合いを持った暴力行為などは青磁の壺も材料にする一派を含むこととなる。
キャピタリズム(capitalism):
キャビアなど美食を追及することを始めとしてあらゆる欲望の解放こそが商業発展には必要とする主義。資本主義と訳される場合は、シホンケーキなどを好む甘党の価値観にも共鳴する幅の広い概念となるが、丸木船生活者はこの広過ぎる概念を怪物と呼んだりもした。
ソシアリズム(socialism):
そっとして置く方がいい場合でも他人の世話は焼くものだとする主義。ソーシャリズムとも表記されるが、これは「そっとして置く」と「そお~っとして置く」とのニュアンスの違いに過ぎない。社会主義と訳される場合は、これらの考え方をする者のうち、小学校時代「理科」が苦手で「社会科」が得意であった連中こそが、この一派の正統であるとするセクト主義的な考え方を意味することとなる。
リベラリズム(liberalism):
自由は利便によって担保されるという主義。自由主義と訳される場合は、公明でも民主でも社民でも維新でも何でもいいから「みんな」に担保されてでも自由でいたいとする考え方になる。
サンジカリズム(syndicalism):
1日3時間以上は組合の仕事をするべきという主義。労働組合主義、労働組合至上主義と訳されるが、組合費が集まらなくなって今は労働組合疲弊主義などとも呼ばれる。
ファシズム(Fascism):
ファッションでも何でも統一すべきという主義。全体主義と訳される。ヒトラーの「我が闘争」を読めば分るように独断と偏見に満ちたものであるが、それに馴染み易いのがファッションであることもまた事実である。
キュビズム(cubism):
立体的こそ至上とする余り平面ではこけて突き指し勝ちであるがそれを痛いと言ってはいけないという主義。当初は絵画の世界で主張されたが、現在は怪我の治療で主張されることが多い。立体派などと訳される場合もあるが、これは「痛い」を強調して立体的表現をすると「いった~い」となることによる。
フェティシズム(fetishism):
不得手なことにこそ人生の鍵があるとして不得手探しに執着する余りつまらぬ物に愛着を持ってしまう人たちの主張。呪物崇拝などと訳されるが、宗教的な意味合いはなく、性的色彩を帯びた依存症の一種であるから増えてはいけないのである。
ツーリズム(
tourism)
:
旅行はツーデイ(2日)に限るとして、スリーデイマーチに反対する人たちの主張。通常エコとかグリーンとかアグリとか上に何かがつき、それ自体では存在しえない処から、単なるツーリズムは「物見遊山」と訳される。
サディズム(sadism):
甘党からは砂糖を呑べえからは酒を取り上げ、彼らを苛めることが社会正義であるとする主張。
加虐性欲と訳されるが可逆性があるのかどうかは定かではない。フランスの侯爵マルキ・ド・サドに由来するが、新潟の佐渡とも音楽家の佐渡裕氏とも勿論何の関係もない。
マゾヒズム(masochism):
砂糖や酒がなくては食べ物も何もみなまずくなるという主張。
被虐性欲と訳されるが比較的軽いものは別として精神疾患の一種である。オーストリアの作家ザッヘル・マゾッホに由来するが、体重が「ざっ」と減ると「まっ、ほっそ~」と言われる状態になることで、この疾患が発見されることがよくあることに由来するという説もある。
オプティミズム(optimism):
所構わず大っぴらにお茶を呑めば自ずから「なるようになる」と物事を呑気に考えること。第84代首相小渕恵三氏に由来するものでは勿論ないので、その誤解がないようにと、かつては役所の公式文書ではオプティミズムは使わず楽観主義という訳語を使用するように統一したが、楽観的な役人がこれを守る筈もなかったのは言うまでもない。
ペシミズム(pessimism):
箸のこけたのもペンの折れたのもみな悪いことの兆しだと悲観的に捉えること。語源はラテン語の最悪(pessimum)に由来するというのが定説であるが、ペンがあるのを見て「ペンがある」又は「ペンもある」と考えず「ペンしかない」と考えた人がいたことによるという異説もある。
カニバリズム(cannibalism):
カーニバルでは蟹はバリバリ食ってはいけないが、ニンニクを混ぜたものなら食っても良いという主張。人肉を食べることを意味する「食人」と訳されるが、これはニンニクをジンニクと誤解したことによる。人を食った話をして笑わせることと話は違うのであるから、このような誤解は5回以上してはならない。
バーバリズム(barbarism):
元々はバーバリー(Burberry)ブランドなら何でもよいという野暮な主張を意味したが、イタリア語の赤鬚を意味するバルバロッサ(Barbarossa)と結びついて「野蛮」を意味するようになった。しかし「野蛮な婆さん」という意味は少しもないので、誤解のないように。
イワシミズ(iwasimizu):
これは自身固有の主張を持たないので、主義とは言えないが、他人の主張はどんなものでも言わせて置くに限るという主張で、自身はたださらさらと水のごとく自在に流れて行くことをよしとしているのである。それでもちゃんとイワシを見ているところがしたたかとされる。
イズムはまだまだあるが、本日の講義はここまで(笑)。
そして、これにハマった人をイズミスト、その主義をイズミズムというのである。
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