< 承前 >
竜王梅林の処で前回は終りました。其処から始めることとします。
八幡橋の手前、湖上展望台の少し先の斜面に梅が咲き匂っていたので、自転車を停めて少し踏み入ってみた。この先の坂道を上って行く前のひと休みである。おやつにと買った草餅があるので、それを丘の高みで喰うためでもある(笑)。
草叢にはオオイヌノフグリやタンポポも咲いて、何やら無邪気に春を楽しんでいるようでもあるのだが、それはヤカモチも同様でありますかな(笑)。
すると何やら湖上の方からアナウンスする声がして、噴水が放水されるという。何処に噴水などあるのかと探していたら、程なく水を噴き上げ出しました。これは観光用のものであるのか、それとも何か別の効用もあってのものなのか?
梅林を出て再び走り出す。延々と上りが続く。かなり足に来る。息も荒くなる。疲れると少し休む。そしてまた上る。汗が落ちる。風と日影が心地良い。
奈良県から京都府に入る。地名も高尾。かなり高い処まで上って来たようである。川ははるか下になっている。
川沿いを下流に向かって走っているのであるから、この上りもそろそろ終わりの筈、と頑張る。
すると、突如民家の立ち並ぶ場所に出た。バス停もある。どうやら此処が峠のよう。其処からは一気の下りとなる。うねうねとカーブしながら下って行く。先程までの苦闘が嘘のよう。ブレーキが必要な急坂もある。
三升権現社の前で道は殆ど直角に右に折れる。権現社の険しい階段をご年配の男性数人が何やら声を掛け合いながら上って居られる。どうしようか一瞬迷ったが、快適な下り道が「先へ」と促す。上り坂なら休憩を兼ねて立ち寄ったことだろうが、そうせずにそのまま走り下る。
走り下りながら立ち寄ってみるべきだった、と後悔していると、何やら石碑が目に入った。「西国六番」とある。
坂道を上った処が墓地で下の空き地には石仏などが密集して並んでいる。小さな地蔵堂のようなものもある。
何とも分からぬまま、更に坂を下ると赤い吊り橋が見えて来た。高山橋である。間もなくダムのようである。
随分と下って来たようで、川の水面も近くなっている。川幅も広くなり、ダム湖らしき風情になって来たようだ。
ダムと向き合ってある広場に東屋があったので、そこで少し休憩。ダム湖の眺めなど楽しみつつ、煙草一服であります。
隣接する広場では、地元の方であろうか、ゲートボールを楽しむ人の姿もあった。
そして、ダムに到着。ダムを渡って、反対側から放水を撮影。
渡った処から坂を上って行くと南山城青少年センターがあり、グラウンドでは子供たちが野球をしている。トイレ休憩も兼ねて立ち寄ると、グラウンドの一角にイトスギが黄金色に輝いて、何やらユーモラスな雰囲気で並び立っているのでありました。
この辺りは田山地区。茶畑が美しい。
高円山の裏手の田原の里を彷彿とさせる風景でもある。
茶畑の道はやがてJR月ヶ瀬口駅から上って来る府道753号線にぶつかる。これを左にとり、下って行く。下り切って木津川を渡ると月ヶ瀬口駅である。
月ヶ瀬口駅前到着、14時48分。月瀬橋発が12時10分頃であったから、途中の道草も含めて2時間40分程度かかったこととなる。
まだ、早いので、予定を変更し、国道に出てJR加茂駅前まで走ることに決める。疲れもなく、国道であるから、2時間程度で加茂駅に着けるだろう。
ということで、線路を渡りましたが、この道は行き止まり。地元の方に教えて戴き、国道へ出る急な裏道を自転車を担いで下る羽目に。ここでページを改めることとし、以下、加茂駅までの銀輪散歩は次回と致します。( つづく )
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