< 承前 >
二日目はトレンクルで宮島銀輪散歩です。島を周回する道路はなく、山越えをするか、潮の引いている間に岩場を伝って反対側の道のある処まで回り込むかしないと一周は出来ない。
で、宮島桟橋からは、時計回りで杉ノ浦で島の東岸に回り込み、包ヶ浦、大砂利方面へ行くコースと、それとは反対回りで厳島神社経由、広島大学自然植物研究所方面へ行くコースとに分れることになるが、先ず、反対回りを選択し、西岸を南へと走る。
こちらは、厳島神社へと行く道なので、観光客が一杯。
厳島神社の裏手の高みにある千畳閣と五重塔に立ち寄って行く。千畳閣は豊臣秀吉が戦没将兵の慰霊のために建立したものであるが、工事途中で秀吉が死んだため、未完成のまま放置、明治になって本尊の釈迦如来坐像は大願寺に移され、秀吉と加藤清正を祀る神社(豊国神社)とされ、厳島神社の末社に列せられることとなったとのこと。
(豊国神社本殿<通称千畳閣>) <参考> 千畳閣
・Wikipedia
厳島神社の裏手で道を左にとると紅葉谷公園への道、直進すると、紅葉谷公園から流れて来る紅葉谷川に架かる筋違橋。この川は地図で見ると下流は御手洗川となっている。何処で名前が変るのかは定かではないが、この筋違橋から下で名を変えているのかも。川筋の眺めは何やら京都か奈良の風情である。
橋のたもとにあるのが宝蔵。校倉造りの室町時代の建物である。
橋を渡って直進すると突き当りが大聖院である。
大聖院は、空海が宮島に渡って弥山で修行して開いた寺と伝えられる。昨日訪ねた弥山山頂の堂宇も、この大聖院に属する堂宇ということになる。
<参考> 宮島弥山大本山
(大聖院・仁王門) <参考> 大聖院(宮島)
・Wikipedia
仁王門から石段を行かず、左側の小道を上って行くと五百羅漢の庭になっていて、様々な羅漢さんが・・ほのぼのとした空気を醸している。
(大願寺) <参考> 大願寺(廿日市市)
・Wikipedia
手前の松が伊藤博文によって植えられたという、根元から9本に分れている九本松である。
何度かアップダウンを繰り返しながら海沿いの道を行くと、やがて、広島大学自然植物研究所の前に出る。
舗装道路はそこまでで、研究所から先はオフロード。行ける処までともかくも行ってみるというのが、今回のサイクリングの目的。すると室浜砲台跡というのに出くわした。そこで道は行き止まり。
(室浜砲台跡) <参考> 広島宮島・室浜砲台跡
宮島に建設された3砲台の一つ。東岸の鷹ノ巣に高砲台と低砲台の二つがある。
原生林の中の小道を下り、浜に出てみる。
浜辺を暫し散策の後、来た道を引き返す。
やはり、宮島に来て、厳島神社に参拝(小生の場合は、参拝と言うよりも単なる入場に近いのかも知れないが)、ご挨拶をしないで帰る訳にも参りませぬ。
厳島神社の前まで戻って来ました。しかし、こちらの西回廊は裏口と言うか出口である。裏から入ることの多いヤカモチなるも、ここは拝観料を取るので、正面(北側)の入場口に回らねばならない。
さて、入場ですが、本日はここまで。厳島神社の詳細は次回と致しましょう。( つづく )
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