今年も余すところ今日を入れて17日。11月30日に「短歌ほどの日を残すのみ・・」と詠いましたが、早くも「俳句ほどの日を残すのみ」と相成りました。今年最後の偐万葉は英坊篇(その26)とします。
<参考>過去の偐万葉・英坊篇は コチラ
からどうぞ。
英坊3氏のブログは コチラ
からどうぞ。
偐家持が英麻呂に贈りて詠める歌11首併せ俳句7句 並びに英麻呂が作れる歌7首併せ俳句7句
秋の苑 あさる英麻呂 もみぢ葉を ならべ信号の 色と示しつ


(青) (黄)
(赤)
(本歌) 春の野に あさる 雉
の 妻恋に
おのがあたりを 人に知れつつ
(大伴家持 万葉集巻8-1446)
英麻呂が贈り来れる歌1首
に偐家持が返せる歌1首
つめれんげ いわれて見るが 爪あらず
触の生えぶり 鹿の鞘角 (英麻呂)
爪にあらず 角にしあるか しかと見む
歩麻呂が庭に 咲きしその花
英麻呂が贈り来れる歌2首
に偐家持が返せる歌2首
晩秋の 山に群れ生う もみじ散り
秋雨冷たい 越の二上 (英麻呂)
秋深み 道遠そけど 見が欲しき もみぢしぐれの 越の二上
えび坂の 急勾配を 押し上がる
辛し息をで 射水川俯瞰 (英麻呂)
踏み
平
らし かよへる道に ありしかど 継ぎてぞ行かな 越の二上
英麻呂が贈り来れる歌1首
並びに偐家持が返せる歌1首
南都峰 繁る紅葉の 色映えも
盛り過ぎるを 知らぬはあはれ (英麻呂)
あはれとも ひとはな言ひそ もみぢ葉を
生きとし生ける ものみな然り
英麻呂が贈り来れる歌1首
並びに偐家持が返せる歌1首
もみじ葉を ゆらす時雨の 雨の露
いろの葉冴えて 古城の庭に (英麻呂)
万葉の 里の高岡 もみち葉も ここだにほへる 色ぞゆかしき
英麻呂が贈り来れる句
に偐家持が付けたる脇句
山寺の 堂の軒脇
木守柿
(英麻呂)
熟すを待ちて 鳥も食べ
来
よ (偐家持)
南天の 葉は太りて 雪を待つ (英麻呂)
雪にぞ映ゆる 実とや知るらむ (偐家持)
英麻呂が贈り来れる歌1首
並びに偐家持が返せる歌1首
皮も実も 食し煎じる
木通
を
鳥の
喰
む前 摘みして役に (英麻呂)
もくつうは くすりなれども 智麻呂の
アケビは秋の 画材なりけり
英麻呂が贈り来れる句
に偐家持が付けたる脇句3句
集ひして 常連の顔に 安堵せり (英麻呂)
かくて今年も 暮れ行くならむ (偐家持)
記載する
◎
入れの名は 新鮮よ (英麻呂)
◎
にて同じ 名となるもあれど (偐家持)
半年は 短くもあり 長くにも (英麻呂)
織姫彦星 ほどにはなけど (偐家持)
英麻呂が贈り来れる歌1首
並びに偐家持が返せる歌1首
親しみは 街の灯りと 酒肴 川のネオンに 往年偲び (英麻呂)
思ひ出も 街のあかりの ごと揺れて
濃きもあるなり 淡きもあれる
朝
呑めば 鼻水も
干
る
わが背子の 風邪治れるは 薬に よる
とふ
朝
露
の
干
る
間
も惜しみ 相見れば
松帆の浦に
夜
待ちがたき (
浅原深情
)
(本歌)満つ潮の 流れ干る間を あひがたみ
みるめの浦に よるをこそ待て
(清原深養父 古今集665)
(注)上の2首は朝、昼、夜を折り込んで詠っている。
(朝、昼、夜に分別梱包された風邪薬)
梅一輪 あらばよしわれ 銀輪の
二輪にかけて またも走らな (銀輪家持)
英麻呂が作りたる句
に偐家持が付けたる脇句2句
ネタ不足 愛車みかねて 助っ人に (英麻呂)
九年
を君と 共にしあれば (偐家持)
(ブログのネタ不足に登場した愛車)
パソコンの 文字押しの指 意に反し (英麻呂)
森は見たれど 枝葉は見ぬか (偐家持)
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