庭も柱も乾いている
今日は好い天気だ
縁の下では、蜘蛛の巣が
こころ細さうに揺れている・・・
中原中也の詩に、上のようなフレーズがあったかと、
あれは、何という詩であったやら。
そうそう、「帰郷」とかいう詩でもあったような。
銀輪を駆けていて、ふと口をついて出たのは、
万葉歌ではなくて、中也の詩でもありました。
今日は眩しいほどの好い天気。きっとその所為だ。
小春日和とはこんな天気のことでなくてはならない。
銀輪を駆けていると、少し汗ばみさえもする。
乾いた風は冷たくて、それが却って心地良いのでもありました。
北の方の公園では海驢が欠伸をし、猿が身を寄せ合っている。
しかし、すぐにも気がつくのです。
それはケモノなんかではなく、
木の根っこが作り上げたオブジェに過ぎないことに。
「年増の低い声」はせず、カラカラと風が吹き抜けて行くだけ。
誰とてもなき冬の公園。
見上げれば、欅のほつ枝には青い空と白い雲。
誰が結び付けたのか、枝に一本の銀色の針金が掛かっていて、
何やら場違いな己を持て余してもいるような。
誰とてもなき冬の公園。
正午までにはまだ時間がありました。
さて、もう少し走ってみることとしよう。
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