偐万葉・ふぁみキャンパー篇(その8)
本日は、偐万葉シリーズ第194弾、偐万葉・ふぁみキャンパー篇(その8)とします。
ふぁみり~キャンパー氏は偐万葉では
越後湯麻呂
と呼ばせて頂いて居ります。
<参考> 過去の偐万葉・ふぁみキャンパー篇は コチラ
からどうぞ。
ふぁみり~キャンパー氏のブログは コチラ
からどうぞ。
偐家持が湯麻呂に贈りて詠める歌17首
菊見むと 車走らせ 弥彦まで 今年も君は とひや来らしも
(越後湯一)
(本歌)菊植うと 土にまみれて さ庭べに
われ立ち暮らす ひとなとひそね
(会津八一)


(弥彦神社の菊まつり) (大阪城)
梅田への
往来
に見ゆる 城を今朝 越後の人に 見せらるるもよし
露霜と
消
ぬる
難波
の 夢のまた 夢にしあらむ 五層の天守
(本歌)露とおち 露と消えにし わが身かな
難波のことも 夢のまた夢 (豊臣秀吉)
加茂山の もみち葉照れる 下道を
光
の君は
吾
につき来たる
(本歌)鴨山の 岩根し 枕
ける われをかも
知らにと妹が 待ちつつあらむ
(柿本人麻呂 万葉集巻2-223)


(加茂山公園) (光君)
馬ならで 駝鳥置きたる 豊栄の 駅はとりやと 呼ぶべくあるらし
(鳥屋野潟厩麻呂)


(道の駅・豊栄の駝鳥) (聖籠観音の湯)
せいらうと 言へど雨降る 加治川の 入江に砂の 風に吹かれき
(注)せいらう=聖籠(新潟県聖籠町)と晴朗を掛けている。
初雪は 嬉しと見れど 降り積めば
うたてきことも 多々にぞあれる (雪麻呂)
徘徊も 徘快なれど 過ぎたれば
徘怪ならむ そぞろ歩きは (漫遊集 偐家持)
高照らす わご大君の
生
れませし
この日こそ
祝
げ 国つみ民も (偐人麻呂)
花園の トライは華よ 決まりたる ときはどよめき
響
みし咲ける
(本歌)わが園の 李
の花か 庭に降る
はだれのいまだ 残りたるかも
(大伴家持 万葉集巻19-4140)
湯めぐりの 君にしあれば 毒舌も
湯のことなりて 饒舌とならむ (山部湯人)
良寛の 里とし聞けば なにしかも 和島の道の 駅もゆかしき
蕎麦の日の 蕎麦とし聞けば 舌つづみ
流るるよだれ とどめかねつる (偐湯麻呂)
(本歌)人の子の 遊ぶを見れば にはたづみ
流るる涙 とどめかねつる (良寛)
御立たしし 島を見るとき にはたづみ
流るる涙 とめぞかねつる
(草壁皇子の舎人らの歌 万葉集巻2-178)
(注)にはたづみ=潦。急な雨またはその雨で地面を流れる雨水のこと。


(蕎麦の日) (道の駅・良寛の里わしま)
洋梨は
我
に用無しと 思へども きみがレクチャー レクチェは別と
(注)レクチェ=「ル・レクチェ」洋梨の一種。新潟県の名産。
(ル・レクチエ)
泥縄も 編まぬ
碁泥
の わが一手
手違ひ
四丁
に 首くくるとは (偐因坊)
蟹かくに 蟹もかくにも 犬のなき
猫のありては 弱りもぞする (蟹丸大夫)
みほとけの 顔も三度と 言ふなるに
二度漬け禁止の だるまなりけり (三度笠家持)
<注>掲載の写真はふぁみり~キャンパー氏のブログからの転載です。
偐万葉・ひろみ篇(その18) 2025.10.03 コメント(6)
偐万葉・若草篇(その30) 2025.08.10 コメント(15)
偐万葉・龍の森篇(その6) 2025.07.15 コメント(4)
PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着
New!
七詩さん
New!
☆もも☆どんぶらこ☆さん
New!
龍の森さん
New!
MoMo太郎009さん
New!
ビッグジョン7777さん