本日は、柏原市の玉手山公園で催された「小松山合戦まつり」を見物という形で参加して参りました。と言うのは、若草読書会のメンバーでもある和麻呂こと大嶽和久氏が、このイベントのために依頼を受けて新曲「誓いのとき~大坂の陣四百年に寄せて」を作曲され、それを演奏されるということであったからです。また、同じく若草読書会のメンバーであり、銀輪友達でもある偐山頭火氏がこの企画に関係して居られるということでもあったので、これは何が何でも参加しなければならないというものでありました(笑)。
例によって自宅から玉手山公園まではMTBによる銀輪行であります。途中、故あって、智麻呂邸に立ち寄り、豊臣の桐の紋と徳川の葵の紋をネットから拾い出して印刷したものをお届けしてから、玉手山を目指したのですが、これも亦今回の道行きに相応しいものでありました(笑)。
天気もよし。MTBで疾駆しているうちに暑くなり、八尾市に入った辺りで信号待ちの間にTシャツ1枚になりましたが、それでも汗、汗でありました。大和川畔には9時5分到着。家を出たのが8時17分であったから、48分かかったことになる。リビエールホールの前の喫煙コーナーで暫し休憩。9時15分に出発、大和川の川向かいに見えている玉手山の丘へと向かう。玉手山公園に到着したのは9時25分前後であったでしょうか。
中央入口の方ではなく、それよりもかなり高い位置に在る東入口の方から入ったので(下図参照)、最後の急坂でギブアップ、自転車を漕ぐのを諦めて押して上りました。うねうねとした坂道をかなり登って来て息の荒くなっている小生の前に、最後に立ち現われた直線100m足らずの急坂は、徳川方の大群を目前にしたようなもので、戦闘意欲を消沈させるに十分なものでありました。
(小松山合戦まつり当日チラシ:偐山頭火氏撮影・提供)
この催しは、大阪の陣400年祭の一環として企画されたもので、1614年の冬の陣、1615年の夏の陣から400年を迎えるに当たって、道明寺合戦、中でも後藤又兵衛が最期を遂げた小松山合戦に焦点を合せての記念事業として行われたもの。大坂の陣戦没者に奉納するという催しでもある。
<参考> 大坂の陣
・Wikipedia 道明寺の戦い
・Wikipedia
大坂の陣については、上の参考をご覧戴くこととし、記述は省略ですが、小松山合戦などのあった夏の陣は慶長20年(1615年)5月6日のことですから、正確には今年は399年ということになる。また、5月6日というのも旧暦のそれであるから、現在の暦では6月2日ということになる。
会場では、若草読書会の槇麻呂さんが先ずやって来られ、彼と立ち話をしているうちに、凡鬼さん・景郎女ご夫妻、小万知さん、和郎女さんらも程なく来られて(勿論、偐山頭火さんも)、ご一緒させて戴きました。
偐山頭火氏撮影・提供とある写真は、若草メールで偐山頭火氏が送って下さったものを使わせて戴いたものでありますが、彼の承諾を得てはいませんので「提供」というのは偐家持の都合のいい解釈あることをおことわりして置きます(笑)。
曲は、大坂の陣で散った戦没者への鎮魂と慰霊、今なお世界各地で戦争が行われていることへ思いを馳せ、それを悲傷み、平和への誓い、願いを込めて作られたものである。
(パンフレット表面:偐山頭火氏撮影・提供)(同裏面<部分>:偐家持撮影)
大嶽氏らによる「誓いのとき」の演奏に続いて、河内音頭やモダンダンス、和太鼓の演奏などが披露されました。河内音頭は後藤又兵衛の最期を河内音頭で語るという、なかなかの熱演、名調子でありました。
モダンダンスは地元の大学生によるもの、和太鼓は高校生によるものでしたが、どちらも熱演でした。
会場では、大坂の陣に因んだ、合戦弁当や日本酒(下図)、合戦ワイン、煎餅「大坂の陣」、その他諸グッズが販売されていました。偐山頭火氏によると、古戦場巡りハイキングの参加者なども含め、このイベントへの参加者は1500名以上ということで、盛況でありました。
<参考> 玉手山周辺銀輪散歩 2013.5.17.
終了後、若草読書会メンバーはサンヒル柏原へ同ホテルの送迎バスで移動。自転車で来場の小生と小万知さんは自転車でサンヒルに向かいました。皆さんはそこで昼食。偐家持は合戦弁当を買い求め大嶽氏の2回目の演奏を聴きながら会場で済ませてしまいましたので、珈琲だけご一緒させていただきました。サンヒルでの昼食では画家のI氏も合流されて、楽しいひと時でありました。
8月の読書会は、このサンヒル柏原に一泊して偐山頭火さんの講話を拝聴することになっています。
帰途は柏原市役所・リビエールホール前で河内長野の方へお帰りになる小万知さんとお別れして、小生は恩智川沿いの道を辿り、家へ。途中ナナに立ち寄り、珈琲休憩。店には客はなく、女主人の小◎さんとそのお手伝いをされている松◎さんのお二人だけ。ご両名と暫し雑談して帰途につきました。
これは、本日の写真ではなく、昨日(2日)の銀輪散歩で撮影したもの。桐の花が散りかかっているのでありました。桐の花も椿と同様にポトリと落ちる。木の下には沢山の落花。大坂夏の陣で戦場に散った豊臣方のもののふ達の姿にも見えなくもない。
桐一葉落ちて天下の秋を知る、ではないが、
桐の花落ちてもの思ふ夏の陣(筆蕪蕉)
であります。
桐の花 落ちたる様の あはれとも
露と消えにし もののふの夢 (偐家持)
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