偐万葉・若草篇(その13)
本日は、シリーズ第209弾、偐万葉・若草篇(その13)であります。
<参考>過去の偐万葉・若草篇は コチラ
から
小万知が贈り来れる句1句
分け入っても 分け入っても 黒の実ばかり (小万知)
偐家持が追和せる句7句
摘み取っても 摘み取っても まだある実
摘み取っても 摘み取っても またなる実
訳言っても 訳言っても 言い訳
禁酒する 禁酒する と言う訳もない偐山頭火
うしろ姿の 酔ってもいるか
禁煙する 禁煙する と言う訳もない偐家持
うしろ姿の 煙っているか
(元句)分け入っても分け入っても青い山(種田山頭火)
うしろすがたのしぐれてゆくか (種田山頭火)
彼方
の 里の先なる 滝谷の み寺に咲ける 花を訪ねな(偐南行)
谷くぐり 丘越え来れば 木) の下の
水沼
のほとり 水仙咲きぬ(ワーズワーカモチ)
風わたる 花花花に また花の
いづくや果てむ 水仙の原(ワーズワーカモチ)
石川の 菜の花見むと 行く妹は クーは連れつつ 苦も無く行くか
(注)クー=小万知さんの愛犬の名。
(クーの休日)
はつ夏の 道はゆかしも 夕風に 流れか来たる 桐の花の香
歌なきは さびし河内の 車谷 春日の神に 一首まつらむ
草香坂 生駒の山に 雲居つつ 雨は降れども 濡れつつぞ来し
(本歌)巻向の 穴師の山に 雲居つつ
雨は降れども 濡れつつぞ来し(万葉集巻12-3126)
もぢずりに おもひなわびそ 汐なれば
船にてやるが 道理にあらむ(河原詐大臣)
この頃や 知る子もなきの そのゆゑは 親も知らずて 言はぬ重太郎
(注)言はぬ重太郎=岩見重太郎を掛けている。
(蓮の蕾)
<注>
小万知さんより写真2点提供を受けましたので追加掲載しました。2014.7.14.
偐家持が偐山頭火に贈りて詠める歌7首併せ俳句3句
並びに偐山頭火が贈り来れる俳句4句
偐山頭火が贈り来れる句に偐家持が付けたる脇句
洗頭皮 頭皮を洗う カミもなく (偐洗頭)
カミさんも神も われ見放しぬ (偐家出)
一粒は ケチくさいぞよ 山粒火 百万本の 薔薇もやあるに(大粒家持)
栽培は 名ばかりなるや なまくらの
実
もなく立てる 名こそあさまし(
仕様内侍
)
(本歌)春の夜の 夢ばかりなる 手枕
に かひなく立たむ 名こそをしけれ
( 周防内侍
千載集961 小倉百人一首67)
偐山頭火が贈り来れる句に偐家持が付けたる脇句
一粒が 三粒に見える ブルーベリー (偐健康食品)
白内障の 乱視にあるか (偐眼科医)
山頭火
彼方
野辺の 刈るかやの 束の間も 彼やすまずや(偐壁皇子)
(本歌)
大名兒
彼方
野辺に 刈る 草
の
束の 間
も 吾
忘れめや(草壁皇子
万葉集巻2-110)
三代の 墓にしあれど とひ来るは 風のほかなき 壷井の岡は(源家持)
偐山頭火が贈り来れる句に偐家持が付けたる脇句
並びに答へて詠める歌1首
河内宇治 源氏で繋がる 水の糸 (偐山頭火)
北と南に 今裂かるるも (偐家持)
手枕を まかむひとなき 銀輪の 旅は蛍に 宿など借らむ(蛍合宿)
尾も白き 犬の話を たづぬれば
どこも同じの まゆつばはなし(閑倉閑景)
藤の花 はや散りぬべし 薄田も 秋を待たじと 刈られけるかも
偐山頭火が追和して作れる句
女難かな 塙も薄田も 大坂の陣

(薄田兼相墓・
偐山頭火氏ブログ
より転載)
偐万葉・ひろみ篇(その18) 2025.10.03 コメント(6)
偐万葉・若草篇(その30) 2025.08.10 コメント(15)
偐万葉・龍の森篇(その6) 2025.07.15 コメント(4)
PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着
New!
ビッグジョン7777さん
New!
七詩さん
New!
☆もも☆どんぶらこ☆さん
New!
龍の森さん
New!
MoMo太郎009さん