19日~20日と若草読書会夏之陣に参加して参りました。
春のお花見、秋の一泊小旅行というのが若草読書会の定番行事でありますが、今年は大坂之陣400年ということで、暦の上では秋とは言いながらまだまだ夏の残暑が居座っているこの時期となり、ホテルも後藤又兵衛が討死した小松山(玉手山丘陵の一角)が大和川を挟んで対岸、指呼の間に見えるという「サンヒル柏原」でありました。
本は菊池寛「大坂夏之陣」。講師は偐山頭火氏。
もっとも、本は「青空文庫」で読めるということで本を購入する必要もないと偐山頭火氏が選ばれたもので、作品論は棚上げ、もっぱら大坂夏之陣の戦闘や関連人物所縁の地の紹介をするというのが、その目的であったようです。作品については、菊池寛のこれは愚作と凡鬼さんが切って捨てられたのが記憶に残ります(笑)。
作品の評価にも力作、大作、秀作、良作、佳作、駄作、愚作、珍作、贋作、偽作など色々とありますが、小生の歌なんぞは最後の三つ、駄作、贋作、偽作に戯作を加えて笑作を振りかけた辺りが似合いと言うものであるでしょう。
19日午後2時の待ち合わせで偐山頭火氏と和麻呂氏が車で智麻呂邸にやって来て、智麻呂氏ご夫妻を車に乗せて柏原へという計画。小生はどちらかと言えば、MTBで行きたい処であったが、智麻呂氏の乗車の介助をすべく、車に同乗。ということで、自転車はMTBではなく、折りたたみのトレンクルを使って智麻呂邸に馳せ参じ候、でありました。
少し早目に智麻呂邸に行き、先にブログアップした第146回智麻呂絵画展を編集・加工したものを印刷に打ち出し、それを3部お持ちして、智麻呂美術全集にファイルしたり、智麻呂絵画展の作品についてなどをご夫妻と談笑しているうちに、偐山頭火氏、和麻呂氏、和麻呂氏の車に同乗の槇麻呂氏の3氏が到着、それぞれ車に分乗して出発。小生は偐山頭火氏の車に。同氏はMTBを後部に積んで居られました。チャンスがあれば走ろうという自転車族の習性という奴。いや、病気ですかな(笑)。
(サンヒル柏原)
サンヒル柏原に到着。
又兵衛と伊達正宗の間にあるこの人形は何ですかね。
ロビーに入ると、自転車でやって来られた小万知さんや東京組の祥麻呂氏、リチ女氏、吾妻邦麻呂氏とその夫人吾妻郎女さんが既に来て居られました。また、凡鬼・景郎女ご夫妻も来られ、全12名が揃いました。
それぞれの部屋にチェックイン。小生は祥麻呂氏と同部屋。先ず智麻呂さんの入浴シャワーのお手伝いの後、お風呂へ。
各自入浴を済ませた後、午後5時から信貴の間で読書会。偐山頭火氏のお話を拝聴する。ご自身が銀輪散歩や旅行で訪問された後藤又兵衛、薄田兼相、真田幸村、木村重成など大坂の陣で散った武将たち所縁の地や史跡をパワーポイントを使って、映像と共に解説して下さいました。下の写真は、その最後の部分、先の和麻呂氏の玉手山での演奏のビデオを皆で見ているところです。この演奏のことは当ブログでも紹介して居ります。
<参考> 大坂夏の陣・小松山合戦まつり
2014.5.3.
昨年は彦根旅行で、テーマは万葉絡みでありましたが、関ヶ原の戦で功を挙げて彦根に封ぜられた井伊家所縁のあれこれを訪ねましたから、今回の夏之陣はその続編みたいな気もしますかな。
お勉強の後は向かいの部屋に移って宴会。宴たけなわの頃、当ホテルの支配人氏が河内音頭、小松山合戦のさわりの部分を歌って下さり、大いに盛り上がりました。プロ級の見事な歌いっぷりでありました。
当ホテルでは「大坂の陣プラン」という宿泊プランがご用意されているようでありますので、どうぞ皆さまもご利用下さいませ。
<参考> サンヒル柏原
(柏原市健康保養センター)
宴会終了後部屋に戻る前に庭に出て見るとご覧のような夜景でした。
正面に見える三つの小山は、右から允恭天皇陵、仲津姫陵、応神天皇陵です。仲津姫(仲姫とも表記)は応神天皇の皇后で仁徳天皇の母。
宴会の後、智麻呂ご夫妻の部屋に集合して二次会。10時を過ぎてからは、隣の和麻呂・槇麻呂氏の部屋に移って、三次会。途中で女性陣が引上げ、続いて凡鬼さんが引上げ、槇麻呂氏は既にその部屋で爆睡。偐山頭火、和麻呂、祥麻呂、吾妻邦麻呂、偐家持の5名が最後まで残り、12時前後に解散。
(注)三次会の部屋には高橋虫麻呂の長歌の額が飾られていました。
その写真を偐山頭火氏が送って下さいました<下記コメント欄の脚注参照>
祥麻呂氏は部屋に戻り床に就くと直ぐに寝息。小生は寝付かれずベランダでさ夜更けるまで、虫の声を聴きつつ、遠き街の灯を眺めながら煙草をプカリプカリ。
(サンヒル柏原からの早朝の景色)
夜が明けました。むらさき立ちたる雲のほそくたなびきたる・・は枕草子の春の景色であるが、サンヒルの初秋の朝の空にもたなびきたるはいとをかし、でありますかな。
上の写真の右に見えるのが玉手山。下の写真では富田林のPLの塔が見えています。
西に目を転ずると、遠くアベノハルカスも見えています。眼下を大和川は悠々と流れて行く。
さて、折角に持参したトレンクルであるので、早朝の自転車散歩をすることにしました。と言ってもこの付近は日常的に銀輪散歩をしている地域なので、目新しいものは何といってもない。高井田横穴公園、高井田駅前の高橋虫麻呂歌碑、天湯川田神社、河内大橋の高橋虫麻呂歌碑、石神社など当ブログでは全て紹介済みである。川向うの允恭天皇陵、仲津姫陵、応神天皇陵も同様である。ということで、まさに散歩、何処とも決めずともかくも周辺をぐるぐる走り回ることとする。流石に日の出前の朝風はヒンヤリして心地よい。で、めぼしい立ち寄り先は天湯川田神社のみとなりましたが、それはページをあらためてご紹介することとし、本日はここまでとします。
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