長らくブログ更新を怠っていました(と言ってもまだ5日目に過ぎませぬが)。余り長くなると、享年1296歳、遂にヤカモチも往生しよったかと要らぬ「ご期待」を抱かせてもいけませぬので、この辺で更新記事を入れて置くことと致しましょう(笑)。
未だ、日中の日差しは暑いものの、吹く風は秋のそれにて、ひんやりと心地よいものがあります。されば秋風に吹かれつつの銀輪花遍路も亦よきものにて候。
大空も はや秋の空 風が吹く (風蕪蕉)
風の音 ほつ枝に秋の 空青く (風蕪蕉)
(空も秋)
行く雲も空の色もそこはかとなく秋にて候。
わが秋を 見つけてひとつ 坂を越え (秋蕪蕉)
桜の木に色づきたる葉を二つ三つ見つけたれば、「秋」など見つけたりと心ときめかせたりするもいとをかし。
そして萩。やはり秋の花と言えばこの花です。
<追記 2014.9.17.
>
萩を詠った万葉歌は下記の記事をご参照下さい。
萩の花
2009.8.29.
今年初めて見た赤い彼岸花です。
我妹子と 今年初めの 彼岸花 (花蕪蕉)
通りかかった民家の生垣に葡萄が生っていました。これも秋。
何やら随分と美味しそうな果実が・・と思ひきや椿の実にてこそなむ。これを食ふてはなりませぬ。
そして妙なものを見つけました。金魚すくいのそれのようでもありますが、中に種子と思しきものが入って居ります。もう少し大きければ団扇にもなりますかな。
(同上)
<追記>ビッグジョンさんと小万知さんからのご教示です。これはルナリア、合田
草またの名を大判草と言うそうです。
待宵草の実はこんな風でもありましたか。その隣にあったつる草は山芋でしょうか。渋い茶褐色の実も秋の侘び寂びを感じさせます。そして太い木の幹に無数の茸たち。キノコたちの秋は「わびさび」ではなく些か「ぶきみ」。
<追記>山芋の実か?などと記した実はどうやらヘクソカズラの実のようです。本
日(10月5日)の墓参の道で同じような実を見ましたが、見慣れたヘクソ
カズラの花が咲いていました。
何やら記事が「地味い~」な方へと流れていますので、秋のあでやかさも忘れてはなるまいぞ・・とて、秋の薔薇であります。
秋の薔薇と来れば、秋の桜ことコスモスも忘れてはいけません。
古くは萩が日本の秋の代表花。現代はコスモスがそれに取って代っているでしょうか。
秋風や やまとしじみも しみじみと (蝶蕪蕉)
これは、ヤマトシジミですかね。蜆汁にはならないシジミであります。
そして、またもヤブランです。白いヤブランも見かけましたが、白い花のヤブランというのは初めて目にしたような気がします。
(白いヤブラン)
<追記>白いのはヤブランではなく「ノシラン」と言うそうです。下記の小万知さ
んのコメント参照。
以上、この処の銀輪散歩で見かけた花などを取りまとめてみました。
銀輪花散歩・リュウゼツラン、キンエノコ… 2025.10.19 コメント(4)
銀輪花散歩・平城宮趾公園&佐保川畔 2025.03.27 コメント(4)
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