偐万葉・英坊篇(その31)
今年最初の偐万葉は英坊篇であります。
<参考>過去の英坊篇は コチラ
からどうぞ。
英坊3氏のブログは コチラ
からどうぞ。
偐家持が英麻呂に贈りて詠める歌16首並びに 英麻呂が贈り来れる歌4首
もみぢばを みなもにうつす かげきよみ
ほりへめぐらむ たかをかのあき
秋の葉の にほへる時に いざ行かな 濠の水面 (みなも)
に 映す影見に
(本歌)この雪の 消残 (けのこ)
る時に いざ行かな
山橘の 実の照るも見む (大伴家持 万葉集巻19-4226)
(高岡古城公園の紅葉)
家持も 多賀より先は ふみも見ず 蝦夷が渡島の 頃にしあれば
家持の あととひ行くは 能登の道 今か山越ゆ 背子乗るバスは
(志乎神社)
布勢の海 粟原ゆ来れば 志乎の道 羽咋の海の 早やぞ見が欲し
(本歌)志雄道 (しをぢ)
から 直 (ただ)
越え来れば 羽咋の海
朝なぎしたり 舟梶もがも (大伴家持 万葉集巻17-4025)
靺鞨の 荒ぶる風に 千里 (ちり)
の浜
真春 (まはる)
の歌碑は 立ちて向かへる (能登真冬)
(本歌)靺鞨の 凍風去りし 海原に 漲りわたる 大和の真春 (中西 進)
(千里浜の中西進氏歌碑)
ブログ始 (そ)
む のちのさまにし くらぶれば
昔は走る のみにありけり (藤原ブロ忠)
(本歌)あひみての のちの心に くらぶれば
むかしはものを おもはざりけり (藤原敦忠)
英麻呂が贈り来れる上3句 に偐家持が付けたる下2句
潤滑油 ぬって差しやる 元気な子 (英麻呂)
同行二輪 わがトレンクル (偐家持)
神さびて 幾代か経ぬる 都万麻の木 鎌受けとめつ 民守り来ぬ
(鎌八幡のつままの木<タブノキのこと>)
英麻呂が贈り来れる歌2首
に偐家持が追和せる歌2首
もみぢ葉の 紅を競ひし 爛漫も
やがて凍て風 吹き散らし去る (英麻呂)
落日も 山のもみぢも 赤く燃ゆ
かくしか冬も 燃えしめよとか (偐家持)
鎌の宮 ブログのネタに 載せ申し
畏れ多しと ビビる英麻呂 (英麻呂)
鎌の宮 神の木つまま 何せむや
神ひとなかり ブログのネタは(偐家持)
英麻呂が贈り来れる上3句
に偐家持が下2句を付けたる歌1首
疲れなど なにこれほどは 易きもの (英麻呂)
ブログにアップ すること思 (も)
へば (偐家持)
三重ならぬ 八重の青雲 ナナ万葉
雨にも負けず 歩くなりけり (青雲のナナ麻呂)
花園の 野にかげもちの 立つ見えて カメラ向ければ かくとやなりぬ
(銀輪影持・写真提供けん家持)
英麻呂が贈り来れる歌1首
並びに偐家持が返せる歌1首
寿ぎの 年を迎える 期待感 背を凛として 望み居る我 (英麻呂)
洋々と 年は明けたり わが背子は
行くや凛とし 立山を背に (偐家持)
たかをかの おほきみほとけ かまくらに
まされる美男 はつはるのそら
(本歌)鎌倉や み仏なれど 釈迦牟尼は
美男におはす 夏木立かな (与謝野晶子)
(高岡大仏)
英麻呂の上3句
に偐家持が下2句を付けたる歌2首
雪の無い 三社詣りは 羨まし (英麻呂)
言ひ来や背子は 高岡の人 (偐家持)
パンジーの 園のトトロの ギョロ目線 (英麻呂)
人の愚かさ しかと見むとや (偐家持)
涼しとは まだ言ひかねつ 高岡の
君は雪にぞ 隠 (こも)
りてあるや (偐雪元)
英麻呂が贈り来れる歌1首
に偐家持が追和せる歌1首
味も好し 宿酔ひ無し にせお酒
安価に買へて 身のために良し (英麻呂)
酔ひ泣きを するにしかずと 人言へど
賢しら顔に 茶をぞ飲む我 (大下戸田人)
(本歌)賢 (さか)
しみと 物言ふよりは 酒飲みて
酔 (ゑ)
ひ泣きするし まさりたるらし
(大伴旅人 万葉集巻3-341)
黙然 (もだ)
居りて 賢 (さか)
しらするは 酒飲みて
酔 (ゑ)
ひ泣きするに なほ及 (し)
かずけり
(大伴旅人 万葉集巻3-350)
<脚注>掲載の写真は「けん家持提供」とあるものを除き、英坊3氏のブログから
の転載です。
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