< 承前 >
前ページの記事がもみじ姫公園から国道415号に出た処で終わりましたので、其処からの出発となります。国道が上り坂から下りになった処に小さな緑地。つまま公園とある。そこにも万葉歌碑がありました。タブノキが植えられた処に古びて殆ど判読不能の歌碑。副碑がそれを補っている。「つまま(都麻麻・都万麻)」と来れば此の歌しかありませんな。
磯の上の つままを見れば 根を延へて 年深からし 神さびにけり
(大伴家持 万葉集巻19-4159)
「つまま」はタブノキというのが定説。他にイヌツゲ、シロダモ、ホソバタブ、イヌガシ、ハマヒサカキなどの異説もある。
つまま公園から国道の下をくぐって海岸に出られる小径がついている。女岩の向かいの海岸に出ることが出来る。地元の若者だろうか三人の男が遊泳に興じていた。
国道を更に下ると観光駐車場。そこにも万葉歌碑があるのだが、同じ「つまま」の歌でもあり、以前( 2012.6.28.記事 )にも紹介しているのでパス。義経岩へ。
義経岩へは従来は踏切がなく、列車の来ないのを確認して、自己責任で線路を渡っていたのだが、観光客が増えたこともあってか、新しい踏切ができたようです。このことは、英坊3氏の
ブログ記事
で既に知っていましたから、今回は実地確認ということですかな。
<参考>義経岩もパスしましたが下記の過去記事にてご覧戴けます。
高岡銀輪散歩(その7)
2012.6.29.
雨晴海岸駅の先の小さな踏切を渡ると海岸べりの自転車道へと入る。
大伴家持が若くして亡くなった弟・書持(ふみもち)に見せてやりたかった海を見やりつつの銀輪行でもあります。いざ、氷見へ。
マツヨイグサは富士山だけでなく、青い海原ともよく似合う。
(雨晴園地) (名前不詳)
(追記 2015.9.8.
)上の名前不詳の花はウンラン<海蘭>でした。
浜辺には懐かしき花たちの姿も。ハマニガナは鳥取砂丘以来か。ハマゴウは象潟銀輪散歩で象潟から岬公園へ行く途中の浜辺に群れ咲いていたのが思い出された。花たちもこうした過去の記憶と重なることによって、その表情がより豊かになり、自身の花への思いも深まるということであるのだろう。
島尾海水浴場付近で道は海岸べりから離れて一般道と合流する。マンホールの図柄から氷見市に入ったことが分る。鰤であるところが氷見らしい。
松林が続き、道の辺のハマナスが赤い実を付けている。松林の向こうは青い海。それらの景色を楽しみつつ銀輪を走らせていると氷見市海浜植物園の建物が見えて来た。4階にレストランがあったので、ここで昼食とする。
植物園4階のレストランから二上山が一望。勿論、海も一望であったが、ヤカモチさんだけに玉くしげ二上山の方に目が行く。
(ハマナス)
植物園の前の道沿いにはハマナスがずっと植わっていて、沢山の赤い実が目を楽しませてくれる。
昼食を済ませて道に戻ると植物園の先に、犬養先生揮毫の松田江の長浜の碑がありました。思わぬ処で犬養先生と出会うことが出来てラッキー。
となれば、この場所で長浜の景色を写真に収めなくてはなるまいと、松林に入り砂浜に出てみる。
氷見漁港も真近くなりましが、制限字数です。( つづく )
PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着
New!
ビッグジョン7777さん
New!
七詩さん
New!
☆もも☆どんぶらこ☆さん
New!
龍の森さん
New!
MoMo太郎009さん