先日、 神戸しあわせの村で見掛けた奇妙な枝をご紹介します。
木は椿か山茶花のように見えるのであるが、その枝の途中からニョキニョキと出ている異様な風体の枝のようなもの、これは何であるのでしょう。
最初はヤドリギのような寄生植物かと思ったのですが、よく見ると、そうではなく成長すると普通の枝に変身して行くようなのが見て取れますから、本体の木とは別の生物というのではなさそうです。下の写真では普通の枝に変身しかかっているように見える。
ニシキギの若い枝に生じる「翼」のようなものが枝の側面に飛び出しているが、それがやがて取れて普通の枝と変わらなくなるのかも。
それにしても奇妙な枝である。親とは似ても似つかない姿形で生えて来る若芽なのか、それとも第一印象の通り、やはり寄生植物であるのか、何ともよく分からぬ新芽と言うか若枝である。
思い浮かんだ言葉は鬼子。日本鬼子は中国語での日本人に対する蔑称であるが、親に似ない子、歯が生えて生まれた子、荒々しい子を「鬼子(おにご、おにっこ)」と言う。この木が山茶花であるなら、これは山茶花の鬼子と言うのが一等相応しい呼称かと。
次も、しあわせの村で見掛けたつる草であるが、名前が分からない。確かナントカ豆という名であったかと記憶するが、そのナントカが思い出せない。小万知さんに教えて戴いたのであるが、メモをして置くか、何かに関連付けて記憶するということをしなかったので、記憶を呼び起こすヒント・手掛かりがなく茫洋とした記憶の海を彷徨うばかり。しかし、突如浮かび上がって来た名はトキリマメ。
それで、ネット検索したら「吐切豆」で、これに間違いなさそう。ただ、よく似たのにタンキリマメ(痰切豆)というのがあるので、どちらであるかは小生には分からないのだが、小万知さんが仰っていたのはトキリマメの方であったのでトキリマメとして置きます。
まあ、痰が詰まれば息が切れるから「吐切豆」でも「痰切豆」でもいいようなもの。もっとも、「吐」は「吐息」ではなく「吐き気」の方かも知れぬから、若しそうなら、吐切豆は消化器系、痰切豆は呼吸器系で、病院の診療窓口も処方も異なることとなりますかな(笑)。
二つが程よい感覚で横に並んでいて、はじけた種苞と言うか豆莢と言うか、それが種子をしっかり繋ぎ止めているので、何やらゆるキャラの「眼」のようにも見えて来る。
<参考>花カテゴリの過去記事はコチラから
花(1)・2007~2011
花(2)・2012~
銀輪花散歩・リュウゼツラン、キンエノコ… 2025.10.19 コメント(4)
銀輪花散歩・平城宮趾公園&佐保川畔 2025.03.27 コメント(4)
PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着
New!
☆もも☆どんぶらこ☆さん
New!
龍の森さん
New!
MoMo太郎009さん
New!
ビッグジョン7777さん
New!
七詩さん