( 承前 )
本日(29日)は朝8時半前後にホテルを出発、山中湖へと銀輪を走らせる。霧が立ち込めたようなお天気。国道138号に出て、これを南東へと坂道を上る。富士散策公園というのがあったので、立ち寄って行く。
公園に入って、自転車を押しながら、遊歩道入口の前に立ち、さて、丘の上まで行ってみるかなど思案をしていると、公園の管理をされている遠くの男性から、きつい口調の大声で「自転車は乗り入れ禁止。だめです。」という注意を受けた。、既に小生が乗り入れしたかのような叱声。こちらは、公園内車道脇の歩道に立っているに過ぎないという小生の認識とこの叱声とは些かのギャップである。「分かりました」と大声で返事を返したものの、気勢をそがれたと言うか大いに白けた気分になって、早々に退出。公園外周道路を少し走って引き返すこととしました。朝から叱られては、先が思いやられる(笑)と内心苦笑。美しい紅葉を眺めて気分転換であります。
禁止、拒絶などという否定的会話は遠距離・大声でしてはならない。先方も、小生の「分かりました」という返事に怒気を感じたかも知れないのだから、相互に気分を害しかねない。
国道138号に戻って来ると、坂の上の方から可愛らしいバスがやって来た。富士山駅へと向かう路線バスであった。バスの後ろからは自衛隊関係の大型車両が2台。陸上自衛隊北富士駐屯地が上にある関係であろう、自衛隊の車両と何台もすれ違いました。
この道は結構車の通行が激しい。これは想定外のことでありました。加えて、ひたすらの上り坂である。
富士散策公園から少し行くと山中湖村に入る。
少し雨がぱらつき出したのか、それとも霧の中を走っているのか顔に水滴が落ちて来るが、雨具を着用しなければならない程ではない。
忍野入口を過ぎて少し行くと道は平坦になり、やがて下り坂となる。
細かい雨が降ったり止んだりしていたが、ともかくも山中湖に到着である。写真でもお分かり戴けるように、湖岸の反対側は霧がかかったようになっている。富士山が全く見えないので方角の見当がつかない(笑)というか、どちら方向に富士山が見えるのかの見当も瞬時にはつかず、頭の中で地図を描いて、こちらかな、などと思ってみたりしながら、取り敢えず時計と反対回りに湖岸の道を走ることとする。
上の案内図で茶色のルートが自転車道(サイクリングロード)である。北岸の一部に点線表示の部分があるが、これが最近整備されて一周サイクリングロードが全線開通したというのがネット記事に出ていて、それを偶々目にしたことから、今回の銀輪散歩を思い付いたという次第。
遊覧船発着場を過ぎた辺りで、雨が少し強くなって来たので、上衣だけ雨具を着用する。しかし、すぐに雨は止み、昼少し前に、もう一度ぱらつくということがありましたが、後は降られることもないお天気でありました。
富士山を眺めながらの銀輪散歩という目論見は外れましたが、紅葉真っ盛りにて、もみぢ達がそれを補ってくれました。
では、それをとくとご覧下されませ。
どのアングルでも一服の絵になるというものである。
水と紅葉の競演。
競
(きほ)
ひつつ 水ともみぢの 織りなせる
秋こそまされ 山中の湖
(うみ)
(偐家持)
もみぢまた もみぢなりけり やまなかの
うみにそひてし なぎさのみちは (偐家持)
字数制限になりました。本日はここまでとします。( つづく )
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