庭の千草もむしのねも、かれてさびしくなりにけり♪・・ではありませんが、いつの間にやら虫の声もしなくなりました。立冬も過ぎて暦の上ではもう冬とあれば、それも亦むべなるかな、であります。
銀輪散歩で見掛けた虫の写真で「銀輪虫散歩」の記事をという目論見で撮った写真も、この先、増えそうもなくあれば、この辺りでそれを記事にアップしなければ、来年の春以降のことになってしまう、と棚卸の銀輪虫散歩「さらば虫たち」であります。
と言っても、珍しい虫が登場する訳ではありません。銀輪散歩で花の写真などを撮っている時に偶々見掛けたりしたものの写真に過ぎません。
このモンシロチョウは大阪城公園で撮影しましたが、今の時期に見掛けたら、「木枯らしモンシロチョウ」と言葉遊びも可能なのだが、そうは参らぬのが自然というもの。彼も「あっしにはかかわりのねえこってござんす。」とこの時期は姿を現してはくれませんですな。
こちらのシジミはかなり傷んで翅もボロボロ。ヤマトシジミと言うより「ヤブレシジミ」であります。
生き抜くは かくあるものと やぶれたる
やまとしじみの はねかたりけり (偐家持)
上でモンシロチョウを撮影したので、モンキチョウの写真を撮って並べたかったのですが、紋のないキチョウしか撮れませんでした。
こちらは無傷の翅をぴったり閉じて行儀がよい。キチョウだけにキチョウメンな止まり方であります。
蝶は翅を閉じて止まっている時と翅を広げて止まっている時とで、リラックスの違いがあるのだろうか。素早く飛行に移るには閉じている方が都合がいいように思われる。強く翅を左右に広げるだけで飛行に移れるからだ。広げたままでいると、飛行に移るためにはひとまず翅を閉じてから勢いよく広げる、という二つの動作を必要とするのではないか。従って、翅を広げて止まっている時の方が蝶はリラックスしている(笑)。
まあ、これは蝶にインタビューしてみないことには分かりませんな。
次は、毛虫嫌いなお方には申し訳ありませんが、蛾の幼虫です。
フクラスズメという蛾の幼虫。イラクサの葉をしきりに齧っています。
色やデザインがなかなかよく出来ている毛虫ではないでしょうか。
草の先などで突っついて、からかうと首をもたげて左右に振って威嚇してくるという気性の荒いところもある幼虫である。まあ、威嚇しているのかイヤイヤをしているのかは、これも虫にきいてみないことには分からないですね(笑)。
幼虫に比べると成虫になった蛾の姿は極めて地味である。

(同上) フクラスズメ
・Wikipedia (成虫)
(注)成虫の写真は下記サイトのものを転載させて戴きました。
http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Catocalinae/Arcte_coerula.html
<参考>過去の虫関連の記事は コチラ
から。
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