銀輪散歩。と言ってもこの処は近所を軽く走るだけなので、何と言って紹介すべきものもなく、お手上げなのであるが、お手上げついでに見上げてみました(笑)。
見上ぐれば そこにも秋の 色ありて 空に流るる もみつ桜葉 (偐家持)
桜は花をのみ見るものかは。秋、色づきたる葉の濃き薄き入り混じりてあるさま、春花に劣らずと言ふべし。兼好さんの口調を真似たらばこんな言い回しになるのかも(笑)。
桜木をのみ見上げるものかは、でありますので、色んな木を見上げてみました(笑)。閑人とはいえ、なかなか見上げたものである(笑)。
ハナミズキはすっかり葉を落とし、もう冬支度の風情。
クスノキは常緑広葉樹。特段に秋の色というものはない。
実が黒くなるのが秋の、せめてものしるしでしょうか。
メタセコイアは少し色づき始めています。
楡の木。
アキニレなのかハルニレなのかは分からないが堂々たる風情。
堂々たる風情はケヤキも負けてはいない。
こちらは少し色づいて来ています。
欅は槻。槻の万葉歌を紹介して置きましょう。
池の 辺
の 小槻
の下の 小竹
な刈りそね
それをだに 君が形見に 見つつ偲はむ
(柿本人麻呂歌集 万葉集巻 7-1276
)
(池のそばの槻の下の小竹を刈らないで下さい。それだけでもあなたの形見として見ながらあなたのことを偲びましょう。)
天
飛ぶや 軽
の 社
の 斎
ひ槻
幾代まであらむ 隠
り妻ぞも (万葉集巻 11-2646
)
(軽の社の神聖な槻の木のように、いつまでもこのように隠り妻でいるのでしょうか。)
最後に空を見上げて置きました。
本日も亦、取り止めもない記事となりました。
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