偐万葉・ひろろ篇(その18)
本日は、今年最初の・・と思いましたが6日に若草篇を掲載していましたので、今年2番目の偐万葉であります(笑)。シリーズ第271弾となる今回は、久々に、ひろろ篇です。前回のひろろ篇は2014年12月5日でしたから、それ以降の同氏ブログに書き込んだコメントに付した歌などとなりますので、かなり古いものも登場であります。
<参考> 過去の偐万葉・ひろろ篇は コチラ
か
らどうぞ。
ひろろdecさんのブログは コチラ
からどうぞ。
偐家持がひろろの郎女に贈りて詠める歌17首ほか
髪たけば 笑みもをとめの それにして やはらに春の 日は差し来たる
こっちゃんの たけぬる髪の その先に 光れるものは 春にあるらし
(注)たけば、たけぬる=「たく」は「たくしあげる」「束ねる」の意。
こっちゃん=ひろろの郎女さんのお孫さんの愛称。
(「或る日のスケッチ」)
舟木伐ると 家持言ひし 能登の島山 妹行けば ねぢ花咲くとふ 大橋がもと
(本歌)とぶさ立て 舟木伐るといふ 能登の島山
今日見れば 木立繁しも 幾代神びそ
(大伴家持 万葉集巻 17-4026
)
(注)上2首は、577577の旋頭歌体の歌である。


(ネジバナ) (能登)
ゆるやかに 瀬田の川面の 流れ藻の 去り行くひとや 別れ悲しも
春まけて 霞ケ浦に 遊びしも 夢か舟 泊 つ 小雨に 降り 来
(「ゆるやかなとき」<部分>)
悲しみの 衣 着襲 はむ 悲しめる ひとにも添はな 秋雨降れば
磐梯を 雲な隠しそ 面影の 立ち別れにし ひとをしのはむ
あらたしき 年の始めに てふてふの こっちゃん帰り 来 いやなつかしき
(「ちょうちょ」)
山々の 色そぎおとし 積む雪に さらにも
川面
色深みかも
偐万葉掲載に当り、追ひて和せる歌 1
首
阿賀野川 眠れ静かに 山々の 色そぎおとし 雪は降りける
(阿賀野川)
アネモネの 青き花びら そよがせて
奥会津にも 春の風吹く (モノマネ家持)
(アネモネ)
マフラーも 萌黄色なり 芽吹く春 ももこの髪も 風にしなびく
(黄色いマフラー)
ひろろの郎女が作りたる句
に偐家持が付けたる脇句
立葵
彼方人
の けはひして (ひろろの郎女)
立ちてもゐても
恋
しきみかも (偐家持)
(「彼方」<部分>)
桧原湖の みなもに映す 島山の ゆらめく影や 風渡るらし
(桧原湖)
昔見し ひろろ描きにし 絵を見れば
しるくぞいよよ なつかしかりき (偐旅人)
(本歌)昔見し 象
の 小河
を 今見れば
いよよ 清
けく なりにけるかも (大伴旅人 万葉集巻3-316
)
(「冬の朝」)
ひろろとは 寒菅なりと 今日までは 知らず来にけり 我し悔しも
(本歌) 愛
し妹を いづち行かめと 山菅の
背向
に 宿
しく 今し悔しも (万葉集巻 14-3577
)
あどけなき 少女の笑みの その先に 夢と希望と 無限の未来
(「髪飾り」)
遠山の 雪はも赤く 日に燃えて 嵐ものかは 今日も歩めと
(雄国の風景)
(注)掲載の絵画、写真は全てひろろdecさんのブログからの転載です。
本日はフォト蔵へのアクセスができない状況でありましたので、フォト蔵に
登録のマイピクチャを使用する必要のない記事ということで、偐万葉の記事
と致しました。
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