今日は節分。明日は立春。
旧暦の感覚から言えば、明日から新年・新春ということになるのであろうが、立春の日は、「定気法では太陽黄経が315度となる日で2月4日頃、恒気法では冬至から8分の1年(約45.66日)後で2月5日頃」(Wikipedia)と何やら難しい話になってよく分からないので、それは置くこととし、要するに2月2日~4日あたりを、年によって移動することとなる。従って、元日と立春とが重なることの方が珍しいこととなる。
万葉の歌でも元日と立春が重なってめでたい、というような歌があったやに記憶するが・・と書いて、よくよく考えれば、それは万葉集巻末のこの有名な歌であることに思い至りました(笑)。この歌が詠まれたのは元日と立春とが重なる、二重に目出度い日であったのでした。
新しき 年の始の 初春の 今日ふる雪の いや重け吉事
(大伴家持 万葉集巻20-4516)
何れにせよ現在の暦では元日は必ず冬であって立春とはならないのであるから、新年=新春とは参らぬのであるが、旧来の風習の名残にて、年賀状などでは元日より春とし「賀春、頌春、初春の・・」などという言葉を使うのが相場となっている。
さて、その立春の前日である今日節分の日のブロ友・ひろみちゃん8021氏
(中学の同級生でもある。)
の記事では、先の若草読書会で読書会メンバーに贈るために和郎女さんが作って下さった押し絵の作品の一つが紹介されていました。
これは、小生がひろみちゃん8021氏にお届けすべくお預りしていたものであるが、去る1月31日に彼女にお渡ししたのでありました。
受け渡し場所は、同じく同級生である田〇君が経営している喫茶店「呑房」でということになり、そこで午後1時待ち合わせで落ち合うこととしました。彼女がやって来て暫くすると、同級生の田〇君も出先から店に帰って来て、昔話に花を咲かせました。偶々店に先客として来ていた男性も我々と組こそ違う
(我々は1組で彼は4組)
が同じ学年であることが分り、楽しい思い出話となりました。
今日の彼女の日記から先日のことが思い出されたのでちょっと書き留めて置くこととしました。それに、彼女はその記事で小生のブログ記事をご紹介して下さっていたので、その返礼の意味でも、彼女の当該記事
(
コチラ
です。)
をご紹介申し上げるのが筋かと。
こういうのも国家間に於ける、国際法で言う処の相互主義と似たようなものでしょうかね。
そして昨日2日は、20代の頃からの古い付き合いになるN氏と久々に会うこととなり、夜のミナミへ出掛けました。午後5時に法善寺横丁近くの喫茶店で落ち合い、食事へ。
最近は(まあ、下戸であるから、最近に限らず昔からそうなのであるが、それでも現役の頃は仕事上の付き合いなどでそれなりにありもしたが、退職してからはそれが顕著になっている)夜の盛り場に出向くことも滅多にないヤカモチである。一方のN氏の方は今も盛んに飲み歩いているようにて、食事の後もスナックを2軒付き合わされました。
途中からはN氏のガールフレンドもやって来て、3人組となりました。彼女は以前に彼から紹介を受けて面識もあり、サッパリとした人懐っこい人柄の女性であったので「人見知り(笑)」ヤカモチも気づまりということはなく、久々の再会ではありましたが違和感を感じることもなく、自然な感じでそれを受け容れているのでありました。
それにしても、どうしてN氏が彼女を同席させたのかはよくは分からない(笑)のだが、そのことも含め、N氏と彼女との関係も、元よりそのようなことをこちらから聞くということをしないヤカモチであり、彼も亦友達というだけで詳しくは語らないのであるから、今以ってヤカモチは、そういったことはよくは理解していない、と言うか「知ろう」としないのではある(笑)。
何であれ、余計なことは聞かず、目の前の状況に合わせて行くというか、それを一つの景色として受け容れて行くというのが世捨て人ヤカモチの流儀なのでありますが、それでも、流石に最後までは付き合いかねて、2軒目のスナックで小生のみ帰宅ということといたしました。山上憶良なら、
憶良らは 今はまからむ 子泣くらむ
それその母も 吾を待つらむそ (万葉集巻3-337)
とでも言って座を外すのであろうが、偐家持なれば、そうも参らず「ではこれにて」と芸も何もない中座でありましたので、遅ればせながら、こんな歌でも作って置きましょうか。
ヤカモチは 今はまからむ さ夜更けぬ
それこの頃は 夜更かしもせず (偐家持)
11時 過ぎては夜更け 目もうつろ 待つ人なけれ 吾は帰らな (偐家持)
(本歌)八千種 (やちぐさ)
の 花はうつろふ 常磐なる
松の小枝 (さえだ)
を 吾は結ばな
(大伴家持 万葉集巻20-4501)
タクシーで帰宅したら11時20分頃となっていました。
翌日は節分。そして立春。されば、これも亦、新年会であったのかも。
ミナミは、春節の時期ということもあって中国からの観光客が増えているのでしょう。中国人観光客の姿が目立ちました。
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