今日は立春。いかにも春という感じの今日、うらうらに照れる春の日差しの中、墓参をして参りました。
ねじねじの 木の枝空に 突き立てて 光の春は 今ぞ立ちける (偐家持)
何の木かは存じ上げねど、ねじねじの木の枝が銀色に輝いて、立春の青空に角を突き立てているように見えたのは、面白い光景でありました。
この木は墓参の帰りに見たものであるが、これを見て、角という言葉が浮かんだのは、墓参に向かう道、いつもの門前で見た言葉が頭に残っていた所為かも
。
折れてみて 初めて 見えた 鬼の角
まあ、ねじねじの木の場合は「葉が落ちて 初めて 見えた ねじねじの角」でありますが。
<追記>ねじねじの木の名前が判明しました。小万知さんがネット画像で見つけて
下さって、ウンリュウグワ(雲竜桑)であると教えて下さいました。その
画像掲載記事は コチラ
、拡大画像は コチラ
をご覧下さい。
ねじねじの 木の名 不知火 雲竜の 桑なり稀勢の 里にもなるや (桑家持)
墓参の後は例によって山沿いの細道を辿っての散策でありました。
何と言って見るべきものもない散策道でありましたが、こんな葉っぱを見掛けました。つる草の小さな葉ですが、葉脈が色濃くなって、葉に木の絵を描いたようにも見えました。木が芽を出し、枝を張る仕組みと、葉に葉脈を張る仕組みは、きっと同じシステムによっているのだということが見てとれるのでありました。それは、我々の血管や神経細胞の仕組みにも継承されているのでしょうな。
(不明・葉に描かれた木)
暖かい春の日差しを受けてテントウムシも盛んに動き回っていました。
これは、多分ナナホシテントウ。星の斑紋が無いものから20近くもあるものまで模様の多様なのがナミテントウであるが、春先はナナホシテントウの方が多いと言うから、これもナナホシだろうという、いささかいい加減な判定であります。
ナナホシか ナミかは知らね テントウの
動き回りて 春は来ぬらし (天道虫持)
天道虫とはよく言ったもので、お天道様が暖かい日差しを降り注ぐ春先にちょこちょこと動き回る赤いこの虫は、いかにも立春のこのようなうららかな日には似合いの虫である。
この記事は「虫」というカテゴリーにしましたので、今日のそれではないのですが、昨年暮れの墓参の折に撮った虫の写真も掲載して置きます。
こんな幼虫を見せられても、と仰る向きもあるでしょうね。そういうお方のために成虫の写真を掲載したサイトをリンクして置きます。ハマオモトヨトウというのは蛾です。その姿は コチラ でご覧下さい。
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