偐万葉・英坊篇(その35)
本日は、偐万葉シリーズ第274弾、偐万葉・英坊篇(その35)であります。偐万葉シリーズも274回目を数え、今回の英坊篇で、掲載のヤカモチ歌も5108首の多数を数えます。掲載のヤカモチ歌というのは、英坊3氏などブログ記事作者への記事コメントとして付記したものや当ブログへコメント下さった方への返事コメントに付した歌でありまして、ヤカモチから誰々に贈った歌ということになります。因みにお贈りした各人別にこれをランキングすると下記の通りとなり、英坊3氏に贈りたる歌は539首で第2位になります。
1位 ビッグジョン7777氏 606首(ビッグジョン篇)
2位 英坊3氏
539首(英坊篇)
3位 松風氏 435首(松風篇)
4位 大和はまほろば氏 380首(大和はまほろば篇)
5位 木の花桜氏 340首(木の花桜篇)
6位 ひろろdec氏 317首(ひろろ篇)
7位 真澄氏 270首(真澄篇)
8位 ふぁみり~キャンパー氏 199首(ふぁみキャンパー篇)
9位 小万知氏 179首(若草篇)
10位 ひろみちゃん8021氏 174首(ひろみ篇)
10位 ふろう閑人氏 174首(閑人篇)
(注) 青字
は現在ブログを休止又は削除されている方です。
<参考>過去の英坊篇は コチラ
からどうぞ。
英坊3氏のブログは コチラ
からどうぞ。
偐家持が英麻呂に贈りて詠める歌19首ほか 並びに 英麻呂が作れる句3句
毎月
に 逢ふを嬉しみ 思ふどち いとはず千里 つどふ山荘 (偐英麻呂)
(注)嬉しみ=嬉しいので。「形容詞+み」で「~なので」の意となる。
(千里山荘)
参道は 神も行く道 鳥居前 何はばかると 横切るは 誰 (踏切麻呂)
三つ栗の なかみ二つの びっくりと 名付けけらしや 君が大栗 (栗麻呂)
(注)三つ栗の=「なか、中、那珂」に掛かる枕詞。
(大栗)
テストだと 君が載せたる 赤き缶 リンゴのチョコの 文字もわれ見し
(偐林檎田舎チョコ)
(リンゴのチョコレート)
けふふると いひし初雪 けふふりて のこれるもみぢ 色ましにける
初雪は いづくの人も めでるらし 越の英麻呂 よろこぶからは (河内家持)
雪吊りを したるからには わが庭に 今日降る雪の いや重け吉事
(英家持)
(本歌) 新
しき 年の始の 初春の 今日ふる雪の いや 重
け 吉事
(大伴家持 万葉集巻 20-4516
)


(越の初雪) (雪吊り)
黒き実は やぶらんはんのき ねずみもち いぬほほづきや うどもそれなり
英麻呂が贈り来れる句
に偐家持が付けたる脇句
ものの名は えにも知らずに つけりをり (英麻呂)
いぬも知らじな 黒きほほづき (偐家持)
さるとるも とりはとらねば 来る年は サルトリイバラ とりさるなかれ
(猿鶏佐助)
さるはさる とりはあととり 引き継ぎの 英坊節も 楽しかりける
(干支引継ぎ式)
英麻呂が贈り来れる句
に偐家持が付けたる脇句
老いとるは ブログネタ無し いとかなし (英麻呂)
老い追ひ返せ 恋もな忘れそ (偐家持)
今ぞ咲く さざんかさんざか さんざめく 楽しき積めや 君 幸 くあれ
(山茶花)
やぶなみの 駅はやぶへび 雨つつみ こもると言ひて ほかにも行けず
(与太家持)
(注)雨つつみ=雨やどり。雨で出掛けられないこと。男は女の許に通わない口実にこれ
を使った。
やぶなみの駅=旧北陸本線に新駅「高岡やぶなみ駅」が建設中とか。
(本歌) 荊波
の 里に宿借り 春雨に 隠
り 障
むと 妹に告げつや
(大伴家持 万葉集巻 18-4138
)
英麻呂が贈り来れる句
に偐家持が付けたる脇句
いつの日か 登ってみたい スカイビル (英麻呂)
そら無理でっせ ガラス張りビル (サルスベリ・キングコング)
(注)そら=「それは」の大阪弁。「空」と「スカイ」を掛けている。
英麻呂は 一富士二鷹 三なすび 四の五の言はず とりに赤富士
(越の赤人)
(鶏と赤富士)
かくとだに 測る手だても あるものか さしも知らじな 雪測るとは
(雪原差し方)
(注)かくとだに=このようにも。
さしも=そうであるとも。物差しの「さし」と掛けている。
(本歌)かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな もゆるおもひを
(藤原実方 後拾遺集 612
小倉百人一首 51
)
(注)さしも草=灸にすえる艾(もぐさ)のこと。
(物差し積雪測定器)
うち降れば 戦々恐々 越の雪 家持卿に あらねば我は (偐英麻呂)
はぢすてて かくとふきみが絵 ふじの山 傘寿のわざの 見らくしよしも
追ひて和せる歌 1
首
きみなせる 傘寿のコラージュ いちしろき 富士の山の絵 ともしきろかも
(コラージュ)
立山の 雪し見えしも いちしるく 今日春立ちぬ 越の広野に
(本歌) 立山
の 雪し 来
らしも 延槻
の 川の 渡瀬
鐙
浸
かすも
(大伴家持 万葉集巻 17-4024
)
(注)延槻の川=富山県の早月川のこと。
桜とも 梅とも言へる 花の絵を 足掻きとな言ひそ 手がきにしある
(梅か桜か)
<脚注>掲載の写真は英坊3氏のブログからの転載です。
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