本日は月例の墓参。
いつもの寺の門前の言葉は以下の通りでありました。
「自分のあり方に痛みを感ずるときに、人の痛みに心が開かれる」
人は共感する生き物。己の心の痛みや悲しみによって形成される心の襞は、その共感力を高めるもの。人と共感すること、人に共感されることによって、人は生きる力を得ているのでしょう。
小生が、
この言葉から連想した歌はこれ。
さびしさに 堪へたる人の またもあれな 庵並べん 冬の山里
(西行 山家集513)
冬の山里ならぬ春の山裾、うらうらの春霞の道を行く。
墓地から眺める大阪平野も霞んでいました。
2019年のワールドカップ・ラグビーに備えて工事中の花園ラグビー場も眼下に見える。瓢箪山駅、東大阪市庁舎も見える。しかし、大阪市内のビル街は青く霞んでいるばかり。大阪湾や淡路島、六甲の山並は霞か雲か青いカーテンに遮られている。
目を転じると裏山の山裾には梅の花が今を盛りと咲き匂っている。
墓参の帰途は、山裾の野道を花散歩である。
道端の民家の石垣に勢力を張っていた名前不詳の植物。これは何と言う植物なんでしょう。米粒位の小さな花とも葉ともつかぬ赤い芽がびっしり。
ホトケノザも花を咲かせています。
ホトケノザと混同していたヒメオドリコソウも花を付けている。
こうして並べると違いは一目瞭然なのだが、かつてはヒメオドリコソウをホトケノザと思っていたヤカモチでありました。
オオイヌノフグリも咲いていました。
これは外来種。ピンク色の花を付けるイヌノフグリは、このオオイヌノフグリの繁茂によって生存領域を狭められているらしい。
(オオイヌノフグリ)
このような小さな野の花は見ているだけで楽しい気分になる。
野の花を 愛でたる人の またもあれな ともに歩かん 春の山里 (偐家持)
ナズナも白い小さな花を付けていましたが、撮影をし忘れました。
<参考>花関連の当ブログ記事のリストは コチラ
。
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