偐万葉田舎家持歌集

偐万葉田舎家持歌集

2017.04.06
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カテゴリ: 岬麻呂旅便り

 先日、友人の岬麻呂氏より旅便りと写真が届きました。
 今回の旅は宮崎。3月28日~31日の3泊4日の旅は、花見もその目的の一つであったようですが、今年は西日本でのソメイヨシノの開花が遅れたことにより「完全空振り」であったようです。それでもヤマザクラは全域で満開であったそうな。
 例によって、詳しくは下掲の「旅・岬巡り報告202」をご覧下さい。写真下欄の「コチラ」をクリックして戴くと大きい画面に切り替わります。

旅・岬巡り報告202 (1) 旅・岬巡り報告202 (3) (旅・岬巡り報告202)
<拡大画面は コチラ > <拡大画面は コチラ

 先ず、向かわれたのは、西都原古墳群。桜並木に菜の花畑という風景であったようですが、満開は菜の花畑のみ。

西都原古墳群の桜と菜の花畑 (西都原古墳群の桜と菜の花畑)

 確かに、桜は「空振り」のようですね。
 次に向かわれたのは、佐土原城址。二の丸御殿(鶴松館)が復元されて、佐土原歴史資料館となって居り、戦国時代以降の歴史に興味を持たれている同氏が予てより訪ねてみたかった場所であったようです。

佐土原城址・鶴松館 (佐土原城址・鶴松館<宮崎市佐土原歴史資料館>)

 此処では、色々と突っ込んだ質問をされたものと見えて、館長とおぼしきベテラン学芸員から1時間半を超えての、特別な案内と解説をお受けになった模様。一般公開されていない資料室の方にまで見学を許されたようですから、特別待遇であったようです。

佐土原城・鶴松館接見の間 (同上・接見の間)

 次に向かわれたのは日向岬。岬麻呂ですから納得です。

願いが叶うクルスの海 (1) (願いが叶うクルスの海)

 この海岸の地形、真上から見ると「叶」の字に見えることから、「願いが叶うクルスの海」と命名されたそうな。
 そういう予備知識を持って眺めると、下の斜め上からの写真でも「叶」であることが見て取れる。
 潮が引くと、岩が二つ海側に並んで現れ、元々露出している岩と併せて「さんずいヘン」となるので「汁」になってしまうというのは、勿論冗談です。

願いが叶うクルスの海 (2) (同上)

日向岬・馬ヶ背 (日向岬・馬ヶ背)

 上の写真は、一見、滝かと見誤りましたが、断崖の上から細く切れ込んだ海面を眺めたものでありました。滝とは逆に海水が流れ昇って来るのでしょうな。白く泡立っていますから。

馬ヶ背に 白木綿花に 咲く波の 音もとどろに 日向の岬 (偐家持)
(うまがせに しらゆふはなに さくなみの おともとどろに ひむかのみさき)

馬ヶ背から見た北側の断崖 (馬ヶ背から見た北側の断崖)

青島 (青島)

 ここまでが、29日。
 翌30日は、高千穂峡、椎葉村へと向かわれました。

高千穂峡・真名井の滝 (高千穂峡・真名井の滝)

 真名井の滝の写真は以前にも掲載して居ります。
 (参考) 岬麻呂旅便り175 2015.9.10.

椎葉村・鶴富屋敷 (椎葉村・鶴富屋敷)

 次は、平家伝説の椎葉村。上の鶴富屋敷の前の像は、那須大八郎と鶴富姫でしょう。二人の悲恋物語は コチラ をご覧下さい。
 (参考) 椎葉村観光協会ホームページ

旅・岬巡り報告202 (2) 椎葉の天然「川のり」 椎葉の天然 川のり)  (同左)

 この日のお昼は、名物の蕎麦と秘境の珍味・川のりで昼食であったそうな。川のりは学名は川茸だそうだが、これで思い浮かぶのは大伴家持のこの歌。

雄神川 くれなゐにほふ 娘子らし 葦附採ると 瀬に立たすらし
                        (大伴家持 万葉集巻17-4021)

 雄神川 (をかみがは) というのは富山県の庄川のこと。葦附 (あしつき) というのは藍藻類ネンジュモ 科の淡水藻である。赤い裳の少女たちが川に入ってアシツキを採っている景色である。多くの少女たちの赤裳で庄川が紅色に染まって光り輝いているようであるという春の景色である。この歌の歌碑は下記参考記事末尾に掲載されています。
 (参考) 高岡銀輪万葉・富山庄川小矢部自転車道(続) 2010.6.10.
 椎葉の川のりも葦附も多分同じようなものではないかと思うが、小生はどちらも口にしたことがないから、風味のほどは存じ上げない。

岬麻呂 昼餉に川のり 召すらしも
          椎葉の蕎麦に 合ふと聞くらし (偐家持)

 最終日31日は日南海岸を南下、都井岬へと向かわれたようですが、朝から雨、と書かれています。納得です。この日は小生も5人組ウォークで午後からの雨の中の大和盆地を歩いていましたから(笑)。

都井岬・岬馬 (都井岬・岬馬)

岬麻呂 なれば行くほか なかるべし 雨でも都井の 岬馬見に (偐家持)

 そして最後は、南郷の県立亜熱帯植物園。日南海岸・道の駅「なんごう」の丘には世界三大花木のジャカランダの森があるが、これの開花は6月初旬、まだその時期ではない。岬麻呂氏はこのジャカランダの花を見むとて、以前この地に来て居られますが、その花は下記参考記事でご覧下さい。
 (参考) 岬麻呂旅便り190・世界三大花木ジャカランダ  2016.6.2
5.
 今回、植物園の温室でご覧になったのは、三大花木のもう一つのカエンボク。「望外の幸運」とご満悦であったようですが、ソメイヨシノのつれなさをカエンボクが補ってくれた形で、終わりよければ全てよし、のめでたし、めでたしの旅となったという次第。

カエンボク (カエンボク)

 以上、岬麻呂旅便りを紹介申し上げましたが、岬麻呂氏も当ブログに寄せられるコメントなどをご覧になって、益々よい写真を撮って皆さまにご覧いただけるよう、旅に励むと仰って居られますので、お元気である限りは (これは小生も含めてのことになりますが) 、このシリーズ記事はまだまだ続くかと思います。どうぞお楽しみに。

<追記>岬麻呂氏より、追加でもう一つの世界三大花木であるホウオウボクの写真
    が送られてまいりましたので、追加掲載して置きます。フォト蔵に登録し
    て貼り付けようとしましたが、トラブル中なのか、NO PHOTO表示になっ
    てしまい、うまくアップロードできません。よって、この写真は楽天写真
    館に登録して貼り付けました。

ホウオウボク.jpg
(ホウオウボク 小笠原諸島・父島で撮影されたとのことです。)
<追々記>
 フォト蔵写真の方も遅ればせながら登録出来たようです。 コチラ

<参考>過去の岬麻呂旅便りの記事は​ コチラ ​からご覧下さい。






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最終更新日  2019.08.06 23:46:48
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