第192回智麻呂絵画展
本日は智麻呂絵画展であります。
今年になって7回目の開催となります。
第1回智麻呂絵画展は2008年7月4日の開催ですから、今日は9周年の記念日ということになります。この9年間の智麻呂絵画展へのご支援・ご愛顧、心より感謝申し上げます。
ということで、台風接近の中、北朝鮮がまたも日本海に向けて弾道ミサイルを発射したという何やら騒がしい中でありますが、智麻呂絵画展を開催する運びとなりました。足元のお悪い中ではありますが、皆さまのご来場お待ち申し上げます。
今回の出展作品は全10点。
これを併せて今日までの智麻呂絵画総数は1777点となっています。
2千点の大台到達まではまだ暫しの月日を必要としますが、それも視野に入って参りました。今後とも智麻呂絵画展をご愛顧賜れば幸甚に存じます。
<参考>他の智麻呂絵画展は下記からご覧になれます。
第1回展~第100回展
第101回展~第200回展
第201回展~
フォト蔵アルバム「智麻呂絵画集」は コチラ
。
花の智麻呂。先ずは大輪の花、ヒマワリです。
夏の花となるとやはりこの花ですね。
その名の通り太陽に向かって咲く。まあ、植物は一般的に、根は背日性であるが、地上部の茎や葉や花は向日性であるから、項垂れて下向きに咲く奴を除けば、皆、太陽に向かって咲くというのが相場。しかし、真夏の照りつける太陽の下、ひと際高々と咲くこの花は、いかにも太陽と向き合っているという感じですかな。
熱中症とは無縁の花である。
この花は他の花と共に、先の読書会の折に小万知さんがお持ち下さったものであります。
昨日(3日)智麻呂邸にお邪魔した帰りに花園中央公園に立ち寄ったら、ニイニイゼミが鳴いていました。蝉が鳴き始めると梅雨明け、というのがヤカモチ気象台の予報なのであるが、台風3号の関係で近畿の梅雨明け宣言はもう少し先となるようです。
梅雨の時期の花と言えば紫陽花。これまでにも智麻呂氏は見事な紫陽花の絵を何点も描いて居られますが、上のAも、下のBも、ご自宅前の公園に咲いている紫陽花を写生されたものであります。
次はグラジオラス。これは智麻呂氏が通って居られるデイサービス施設の「アンデスのトマト」で絵の題材にと頂戴した花だそうです。
薄桃色のすがしい花です。
出逢いの時のきみのようです♪、とシクラメンの花のように歌ってあげたいところですが、グラジオラスという名がいけません。「グ」と「ジ」という濁音が二つも入っては、歌われた方の「きみ」も余り嬉しくない響きになって、愛の言葉としては欠陥品になってしまうのであります。ガギグゲゴは耳には余り美しくない音。それで鼻濁音で発声するという方法が取られますが、それにも限界がありますな。
以下の3点は、当ブログ掲載の花の写真から絵にされました。それぞれ、モデルとなった写真を参考までに添えて置くこととします。
先ずはナデシコ。
秋さらば 見つつ 思
へと 妹が植ゑし 屋前
の 石竹
咲きにけるかも
(大伴家持 万葉集巻 3-464
)
撫子は大伴家持が特に好んだ花。大伴家持が最初に愛した女性がこの撫子の花が好きであった。彼女は自身の死が近いことを知っていたのでしょう。庭に撫子を植え、「秋になってこの花が咲いたら私と思って見つつ偲んで下さい。」と言って先立つ。
家持は、この女性の死を悲しみ、長歌1首、短歌11首を作っている。そのうちの1首が上の歌である。
小生が、浜木綿の人麻呂、菫の赤人、撫子の家持と言う由縁である。
次は、シャクナゲ。
そして、ムギセンノウ。
ムギセンノウはナデシコの仲間。別名をムギナデシコとも言う。
花の絵は以上です。
花も実もある絵画展が偐家持美術館のモットー。
ということで、サクランボです。
ご近所のケンちゃんからいただいたサクランボです。
この絵画展のご常連様ならケンちゃんと言えば、そのお姉さんがサワちゃんで、というようなこともご存じかと思いますが、小さい頃からの智麻呂さんのお友達である。
と言ってもヤカモチ館長もお顔などは存じ上げない。この展覧会を通して「ケンちゃん」というお名前を存じ上げるのみであるが、館長も子どもの頃は「ケンちゃん」であったので親近感は覚えて居ります(笑)。そのケンちゃんも今は中学生くらいでしょうか。それとも、もう高校生になっているのでしょうか。
上の「蜜柑と林檎」は、先の読書会にヤカモチが差し入れた果物の詰め合わせの中のものだそうです。下のスイカも同様です。差し入れた本人が何と何が入っていたのかはよく認識していないので、恒郎女さんがそうだと仰ればそうかという次第。
そんな次第であるから、林檎の左側の黄色いのを蜜柑としましたが、グレープフルーツのようでもあります。何ともよくは分からないのでありますが、絵の鑑賞としては、赤い果物と黄色い果物、ということで十分ではあります。色とフォルムの楽しさを感じればいいというものであります。
で、最後はズッキーニです。スイカのことは申し上げましたが、さすがにズッキーニは果物の詰め合わせには入っては居りません。これは小万知さんがお持ちになったものです。まるでカボチャのようです。まあ、ズッキーニはカボチャの仲間のようなものですから、こんな形のものもあるのですね。
絵としては、黒い線で縁取りをされていますので、イラスト風の絵という感じになりましたですね。何とも楽しい絵です。
以上です。本日もご来場、ご覧下さり、有難うございました。
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