偐万葉田舎家持歌集

偐万葉田舎家持歌集

2017.10.06
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 今日は昼前から雨になりました。天気予報の通りです。従って、銀輪散歩もお休み。自宅でゴロゴロしています。
 そんな次第にてあれば、自宅隣の住宅が取り壊され空き地になっていることは以前の日記
(下記<参考>参照) でも触れましたが、その空き地に生えている雑草でもご紹介して置きます。
<参考> カメムシ  2017.8.10.
 その空き地というのは、わが書斎の窓からは、このように見えている。


(隣の空き地)※拡大画面は コチラ

 この空き地は今年5月に住宅の解体が始まり、整地・盛土されて出来上がったものであるが、その経過は以下の写真の通りである。

隣地解体工事2017.5.15 (1).JPG隣地解体工事2017.5.15 (2).JPG
(5月15日撮影・解体工事中)※拡大画面はコチラ( )( ) 

隣地の工事2017.5.27 (1).JPG隣地の工事2017.5.27 (2).JPG
(5月27日撮影・整地工事中)※拡大画面はコチラ( )(​ ​)

隣地の工事2017.6.05..JPG隣地の工事2017.6.18..JPG
(6月5日、18日撮影・整地工事完了)※拡大画面はコチラ( )(

 6月には草が1本も生えていませんでしたが、8月には下のように早くも草が 。先ず、目についたのはイチビという草本。下の写真では手前と奥にイチビが写っています。上の参考記事のカメムシがいたのはこのイチビの実でありました。その時にはイチビという名は知らなかったのですが、ブログに写真を掲載したら、友人の小万知さんがアオイ科のイチビだと教えて下ったのでありました。

2017.8.12.隣地の工事.JPG
(8月12日撮影)※拡大画面は コチラ
 まだ、地面が全て隠れるほどではありませんが、随分と草が増えています。その主なものをご紹介しようというのがこの日記の趣旨。シュシということで、先ずイチビの種子から(笑)。

イチビ (1).JPG
(イチビ)※拡大画面は コチラ

イチビ (2).JPG
(同上)※拡大画面は コチラ

イチビ (3).JPG
(イチビの種子)※拡大画面は コチラ

 左側の実にはダニが写っています。この草にはダニも結構いるようですから、帰宅して家の中に入る前には衣服をよく払って・・などダニを家の中に持ち込まぬよう注意しましょう。
 ダニのことはさて置き、イチビの種苞は何となくクラゲを連想させる。

イチビ (4).JPG
(同上)※拡大画面は コチラ

 そして、雑草の定番。オヒシバとメヒシバです。

オヒシバ.JPG
(オヒシバ)※拡大画面は コチラ

メヒシバ.JPG
(メヒシバ)※拡大画面は コチラ

 また、何故か水辺に多いカヤツリグサも勢力を伸ばしていますが、これは盛土に運び込んだ土に種が混入していたのでしょう。

カヤツリグサ (1).JPG
(カヤツリグサ)※拡大画面は コチラ

カヤツリグサ (2).JPG
(同上)※拡大画面は コチラ

 ヨウシュヤマゴボウもありました。

ヨウシュヤマゴボウ (1).JPG
(ヨウシュヤマゴボウ)※拡大画面は コチラ

ヨウシュヤマゴボウ (2).JPG
(ヨウシュヤマゴボウの花)※拡大画面は コチラ

ヨウシュヤマゴボウ (3).JPG
(ヨウシュヤマゴボウの実)※拡大画面は コチラ

 アキノノゲシも控えめに咲いている。下の写真に写っているこの花の蕾を見ていて、先日の墓参で見た不明の花はこのアキノノゲシではないかと思ったのですが、後ほど見比べて確認することとします。
 もし、そうなら、意外にもよく知っている花であったということになりますが、花が咲いていないとそれと気付かぬようでは、よく知っているとは言えませんね。お前はいったい何をよく知っているのか、と言われているみたいであります。
<参考> 墓参・ナツメの実とムクロジの実ほか
2017.10.2.

アキノノゲシ.JPG
(アキノノゲシ) ※拡大画面は コチラ

 そして、未だ実が黒くなっていないイヌホオズキです。

イヌホオズキ (1).JPG
(イヌホオズキ)※拡大画面は コチラ

イヌホオズキ (3).JPG
(イヌホオズキの花)※拡大画面は コチラ

イヌホオズキ (2).JPG
(イヌホオズキの実)※拡大画面は コチラ

 勿論、エノコログサもはびこっています。

エノコログサ.JPG
(エノコログサ)※拡大画面は コチラ

 目立ちませんが、地面を這うようにしてこっそりと勢力を伸ばしているのが、コニシキソウです。

コニシキソウ.JPG
(コニシキソウ)※拡大画面は コチラ

 コニシキソウほどひっそりとしている訳ではないが、やはり地面を這っているのがスベリヒユ。スベリヒユはこれでも万葉植物である。
 万葉集に登場する「いはゐつら」がスベリヒユだという。

入間道 ( いりまぢ ) 於保屋 ( おほや ) が原の いはゐつら 引かばぬるぬる  ( ) にな絶えそね (万葉集巻 14-3378

(入間の大谷が原のイハイツラが引けばするすると抜けるように、従順についてきて私との仲を絶やさないで下さいな。)
(注)入間道の於保屋が原=埼玉県入間郡越生町大谷、埼玉県日高市大谷沢、入間郡大井町、坂戸市(旧入間郡大家村)などの説がある。
   いはゐつら=原文は伊波為都良。スベリヒユのほかジュンサイ説もある。
   ぬるぬる=「ほどける」意の動詞「ぬる」の終止形を重ねたもの。

スベリヒユ.JPG
(スベリヒユ)※拡大画面は コチラ

 何んと、よく見るとタカサブロウも居ました(笑)。名前が名前だけに「ありました。」と言うより「居ました。」と言う方がしっくり来る。

タカサブロウ (1).JPG
(タカサブロウ)※拡大画面は コチラ

 花はすでに散りかけて、実が生っているのでありました。

タカサブロウ (2).JPG
(タカサブロウの花)※拡大画面は コチラ

タカサブロウ (3).JPG
(タカサブロウの実)※拡大画面は コチラ

 最後は、ヨモギの花。と言っても、これはオマケにて、この空き地での撮影ではなく、先日の墓参の折に墓地の片隅で撮影したものであります。

ヨモギの花.JPG
(ヨモギの花)※拡大画面は コチラ

 隣の空き地に1歩足を踏み入れただけで、これだけの植物に出会えました。ほかに名の知れぬ草も何種類かありましたから、見落としたものも含めれば、結構、多様な植物たちが命をつないでいるのでありました。
 花散歩は何も遠くへ出かけるだけが能ではないと教えられた気がします。隣の空き地ですから、花散歩ならぬ「花半歩」でありましたが、これなら雨でもOKです。






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最終更新日  2017.10.06 20:03:15
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