偐万葉田舎家持歌集

偐万葉田舎家持歌集

2017.12.03
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​  本日は墓参。紅葉した山並みを眺めつつ、いつもの道を、いつもの通り行く。


(生駒山の山並み)

 しかし、途中にあるいつもの寺の門前の言葉は、前回と同じ。今月の分への差し替えが未だのようでした。今月はもう一度、年末近くに墓参する予定であるから、その折に見よ、ということであるらしい(笑)。
 一方、寺の向かいの柘榴の木は、新しい実を付けていましたが、もう実を大きくするほどの力は無いと見えて、何れも小振りの実でありました。


(ザクロ)

ムクロジの木も美しく黄葉していました。​


​(ムクロジ)

 ムクロジの木の傍らにはツタが紅葉して、小さな秋を演出していました。


(蔦紅葉)

​ そして、薔薇の花も咲き残っているのでありました。​

​​​
(薔薇)

 墓に到着。花を入れ替え、線香をあげて・・黙祷。
 今日12月3日は、母が亡くなった日である。
 あれから、もう1年になります。

(墓地の周りも紅葉して・・)

 墓地の周りも裏山もすっかり色づいて・・。
 空は雲ひとつなく、ひたすらに青い。
 今日は好い天気だ、などと呟くと、「庭も柱も乾いている」などという言葉が思い浮かんで来る。しかし、此処は墓地、「縁の下では蜘蛛の巣が心細そうに揺れている」という訳ではない。


(同上)

 芙蓉の実であろう。池の水面を背にして弾けている。
​​
(芙蓉の実)

 見上げると、何の実かは定かではないが、
 高い所で、これも弾けている。

(何の実かは知らねども、これも弾けている。)

 近頃、余り見かけなくなったシュロが高々と空に向かって手を広げてもいる。

(棕櫚)

 アロエは花を咲かせる準備中であるか。
 少し拗けた蕾を付けている。

(アロエの花の蕾であるか。)

 何やら鱗
​​を連想させる。植物であれ動物であれ、鱗の構造は内部を保護するためには優れたものであるのだろう。しかし、アロエの花は冬に咲くのだろうか。冬に咲いても虫は花粉を運んでくれない。この姿で冬を越し、虫が出て来る春に花を咲かせるのだろうか。
<追記>
アロエの開花時期は11月半ば頃から2月上旬頃までのようです。夏咲きの品種もあるようですから、冬に咲くとは限らないようですが、一般的には冬に咲く花と考えていいようです。

​​
​​ ​​
(同上)

 本日は、墓参の往き来の花散歩・もみじ散歩の記事でありました。
(余談)
 今回も新編集画面により記事を書きました。
 写真の下に付しているキャプションと写真との行間幅の問題。写真画像をフォト蔵写真(特大サイズ)にリンクして、画像をクリックすると大きいサイズの写真画面に切り替わるようにしていますが、画像にリンクを貼ると写真とキャプションとの行間幅が広くなってしまうようです。
 以前のように狭い行間幅でキャプションを付けたい時は、画像にリンクを貼るのではなく、キャプションにリンクを貼って、キャプションをクリックすれば、大きいサイズの写真画面が見られるという風にすればいいのかもしれません。次回記事ではこれを試してみます。 
​​​






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最終更新日  2017.12.04 15:30:28
コメント(10) | コメントを書く


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Re:墓参・花散歩、もみじ散歩(12/03)  
柘榴って・・・
不味くはないんだけれど種ばっかりですよね・・・
実と種の比率が1:1くらいな気も。。。。
半分以上がゴミになるような気が・・・・ (2017.12.03 22:54:38)

ふぁみり〜キャンパーさんへ  
けん家持  さん
  >柘榴って・・・不味くはないんだけれど種
   ばっかりですよね・・・
   実と種の比率が1:1くらいな気も。。。
   半分以上がゴミになるような気が・・・・
 そうですね。それほど美味しい果物でもない。種の周りを薄く果肉が覆っているだけ。それを数粒ガブリと噛み取って口に含み、舌で押し潰すようにして果汁を搾り取って飲み、その後、種をペッペと吐き出すという、余り行儀のよくない食べ方を余儀なくされるということもあってか、普通の果物のような使われ方はせず、食用と言うよりも「飾り」と言うか、見て楽しむようなものとしての使われ方の方が多いような気も。
 最近、何処でだったか柘榴のジュースを出されて飲んだことがありますが、これはなかなかに爽やかな酸味で美味しかったという記憶があります。しかし、柘榴そのものを食べるというのは、もう随分とご無沙汰で忘れてしまったか、割れ柘榴を見ても、食べてみたいという気も生じませんね。

食ふことの いや遠みかも 柘榴の実 割れてもつひに 食はむと思はじ (柘榴院)
(本歌)瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われてもすゑに あはむとぞおもふ (崇徳院 詞花集228 小倉百人一首77)
(2017.12.04 10:51:00)

Re:墓参・花散歩、もみじ散歩(12/03)  
こんにちは(^^♪

今年大きな ガッカリは オオモクゲンジが切られてしまった事でした。
オオモクゲンジは ムクロジ科だと教えて下さいましたね。

ムクロジの木は相当大きいのですね。
今日も オオモクゲンジが植えられていた幼稚園の傍を通りましたが、切られていなければ 美しい黄葉が見られただろうと 寂しく思いました。
数珠を作るというムクロジの種は もう出来ていましたでしょうか? (2017.12.04 14:13:22)

ひろみちゃん8021さんへ  
けん家持  さん
  >今年大きなガッカリは オオモクゲンジが切
   られてしまった事でした。
 そうですね。小生も、その後の姿を見ましたが、原形をとどめない大胆な剪定、見る影もなし、といった具合でした。黄葉する姿や実の生る様などを観察する機会が失せてしまったのは残念なことでした。
  >数珠を作るというムクロジの種はもう出来て
   いましたでしょうか?
 ムクロジの実は、数珠にもなるのかもしれませんが、羽根突きの羽根の玉に使われたようですね。
 この実は、最初は普通の薄緑色のすべすべしたと言うか、つるりとした表皮の実ですが、熟れて水分が抜けて行くに従って表面が縮んで粒々の無数の皺が生じると共に、樹脂のような光沢を持った半透明の黄色みを帯びた果皮に変化し、更には更に縮んで黒褐色に近い固い殻にと変化して行きますが、自然に弾けるということはないようです。木になったままで完熟した場合は弾けて割れて内部の黒い固い種子が零れ落ちるということもあるのかもしれませんが、果皮に覆われたままで落果した実の場合は、自然に弾けるということはない、というのが、小生の観察結果です。
 今回は、よくは観察していないので、未だ木にとどまっている実があったかどうかは確認できていません。10月1日の墓参の折にもう実はなっていましたから、多分殆どが落果してしまっているのだろうと思いますが、次回、年末近くに行く予定の墓参の折に、忘れていなければ、実を探してみましょう。なっている実は高所なので、木から実を素手で摘むことはできません。落ちているのを拾うしかありませんが、これは落ち葉とともにお掃除されてそう日を置かずに消えてしまいますから、見つけることは稀なことになります。
(2017.12.04 15:05:46)

Re:墓参・花散歩、もみじ散歩(12/03)  
小万知 さん
お母様のお命日のお墓参り、お天気も良く墓前での語りかけもゆっくりお出来になったのではないでしょうか?
道すがらのお花達も季節の移ろいを教えてくれていますね。
紅葉した蔦の小葉の風情が素敵です。
芙蓉の実もはじけて綿毛と共に種を遠くに飛ばすのでしょう。
アロエの蕾、アップで写されると、おっしゃるように固い鱗で包まれているように見えますね。鱗から連想して色は違いますが動物のアルマジロにも形が似ていると思ってしまいました。 (2017.12.04 16:57:05)

小万知さんへ  
けん家持  さん
  >お母様のお命日のお墓参り、お天気も良く
   墓前での語りかけもゆっくりお出来になっ
   たのではないでしょうか?
 父母、娘、妹、祖父母、曾祖母 叔母、小生が物心ついてから、亡くなってこの墓に入った故人は8人になります。曽祖父が亡くなった時にこの墓は祖父とその弟たちによって建立されたようですが、それは小生が生まれる前のことで、曽祖父については記憶の外。小生の墓参りは、自身が記憶するこれらの人の生前の面影を墓前で思い出すということでもあります。
 今回は、母の命日と一致した日となりましたが、母の墓参りというだけではなく、これらの記憶にある人達のための墓参りでもあります。もう40年以上も前のことになりますが、娘が1歳にも満たないで亡くなるということがあって、それ以来始めた毎月のお墓参りですから、当初は娘のためのお墓参りでありましたが、いつの頃からか娘+αの墓参りとなり、その後、父が亡くなり、昨年には母が亡くなりで、今では対象者が8人(曽祖父を加えれば9人)にもなっています。
 こうなると、もうこれはまとめて月1回にするのほかない墓参りというもので、各人の命日のことは気にしないということにしています。
  >道すがらのお花達も季節の移ろいを教えてく
   れていますね。
 毎月の始め頃に墓参をするので、道すがらに咲く花や木に季節の移ろいを感じつつの墓参でもあります。
  >紅葉した蔦の小葉の風情が素敵です。
 あでやかにカエデやイチョウの大木が紅葉している姿もいいですが、このように、恰もひっそりと秋を見せてくれるようでもある小さな紅葉もいいものです。
  >アロエの蕾、アップで写されると、おっしゃ
   るように固い鱗で包まれているように見えま
   すね。鱗から連想して色は違いますが動物の
   アルマジロにも形が似ていると思ってしまい
   ました。
 アルマジロもそうですが、小生はセンザンコウの方を連想しました。
(2017.12.04 18:43:52)

Re:墓参・花散歩、もみじ散歩(12/03)  
墓参のついでの植物の紹介
いつも楽しく拝見しています。

樹木に絡みつく蔦の紅葉はボクも大好きで
今までに何度もシャッターを押したものですが
結果は、目で見た以上に良い写真が撮れておりません(笑)

ブログの新編集画面
旧のものがなくなるとあれば、早く慣れるしかありませんね
当方も新編集画面に移行することにしましょう。
(2017.12.04 20:03:56)

ビッグジョン7777さんへ  
けん家持  さん
  >墓参のついでの植物の紹介
   いつも楽しく拝見しています。
 他人様の墓参の記事など誰も興味のないことですから、往路・復路で目に入った花や木や草などを、そして時には虫などを写真で紹介するという記事に仕立てていますが、決まり切った道にてあれば、段々にネタも尽きて来るもの。
 しかし、ネタに困る位に同じことを同じように春夏秋冬繰り返しているという生活は、平穏無事、幸せなことと心得なくてはいけないのでしょうね。そんな記事をも楽しく見ていて下さるお方が居られるというのは更にも幸せなことと言うの他ありませんです(笑)。ありがとうございます。
  >樹木に絡みつく蔦の紅葉はボクも大好きで今
   までに何度もシャッターを押したものですが
   結果は、目で見た以上に良い写真が撮れてお
   りません(笑)
 蔦やつる草が樹木に絡んで葉が色づいている様というのは、裾模様の美しさと言うか、何か心惹かれるものがありますね。僕らの美意識というのも、或る一定の或は既定の「美のパターン「」というものがあって、それに当て嵌まったものを「美しい」とか「風情がある」とかと見るようですが、蔦紅葉もその一つのようですね。仰るように写真に撮ってみたら、思ったほどではないというものも多いようです(笑)。
  >ブログの新編集画面
   旧のものがなくなるとあれば、早く慣れるし
   かありませんね 当方も新編集画面に移行す
   ることにしましょう。
 貴兄も旧画面で記事作成や編集をされていましたか。当方などは旧画面で何も不満を感じていなかっただけに、新画面での編集に切り替えなければならないのは、頗る不満ですが、是非に及ばず、という奴です。
 行間幅についての不満、文字の色や大きさを後刻変更した場合や後刻リンクを貼ることにした場合に、旧画面では変更後画面の位置は変更前の画面位置と同じ場所にとどまっているので、正しく変更されたかどうかが瞬時に見て取れるのに、新画面では記事末尾に移動してしまうので、スクロールしてその位置に戻らなければならないという煩わしさがあります。
 この現象は昨年のうちに楽天スタッフへの改善要望メールで要望し、その現象は把握しましたとの返事は貰ったものの、システム的に何か困難なことでもあるのか、旧態のままです。太字に変換した場合には画面位置に移動は生じないのに、文字サイズの大きさ変更などの場合に何故画面位置が移動してしまうのか、そしてそれを修正できないのか、全くわかりません。
 また、旧画面では、記事文中の任意の文字をなぞって裏文字にすると、その文字のサイズが何であるかが分かるように表示されましたが、新画面ではそういう機能はないので、当該文字がどのサイズに該当するのかは画面上は分からないという欠点もあります。まあ、これは本文文字サイズは14号太字タイプ、キャプションや注記や補足の文章は12号普通タイプと、小生の場合は決めているので、慣れればそう不便でもありませんが、色んなサイズの文字を使って記事を書いて居られる方には使い勝手がとても悪いのではないかと思います。

(2017.12.04 23:01:45)

ブログの新編集画面  
けん家持さんへ

>文字の色や大きさを後刻変更した場合や後刻リンクを貼ることにした場合に、旧画面では変更後画面の位置は変更前の画面位置と同じ場所にとどまっているので、正しく変更されたかどうかが瞬時に見て取れるのに、新画面では記事末尾に移動してしまうので、スクロールしてその位置に戻らなければならないという煩わしさがあります。

この現象、ボクも長いこと煩わされました
これは旧画面でです、たしかに記事末尾に移動していました。

ところがWindows10を更新した途端に解消しました。
楽天のせいではなかったようです。

もちろん新画面でもそういう現象はありません。  (2017.12.06 20:16:18)

Re:ブログの新編集画面(12/03)  
けん家持  さん
ビッグジョン7777さんへ
 ご教示ありがとうございます。
 そうですか。貴兄PCでは新画面でも画面のワープ現象は生じませんか。
 小生のPCでは、旧画面だと生じないのに新画面だと生じることから、新画面の、つまり楽天側の問題だと考えていたのですが、そうではなかったのですか。
 Windows10を更新したらそのようなことは無くなったとのことでしたから、小生PCのWindows10のアップデート状況を調べました。結果は最新のものにアップデートされているようなのですが・・。念のためトラブルシューティングでチェック、アップデートをやり直しましたが、現象に変化はありません。
 もう、こうなるとPC音痴の小生には何が原因なのか、問題解決の方法が見えませぬ(笑)。部分的に一部機能のアップデートを妨げている何らかの問題がわがPCに内在しているのかもしれませんね。さて、どうする?(笑) (2017.12.07 10:26:47)

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