偐万葉田舎家持歌集

偐万葉田舎家持歌集

2022.01.21
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カテゴリ: 友人ほか
一昨 日(19日)は健人会の新年会でありました。
 健人会の新年会​は一昨年(2020年1月22日)以来のこととなる。
 コロナ禍で中止となっていて、皆さんと顔を合わせるのは2年ぶりということになる。
 世話役の草麻呂氏から「コロナ感染がやや落ち着いた状態となりましたことを受け会員の中から、新年会開催の要望が出てまいりました。」として、新年会の案内メールを頂戴したのが昨年の11月25日のこと。
 この頃はそんな空気であったので、迷わずに出席する旨を返事。
 ところが、年明け後オミクロン株による感染急拡大で状況は一変。
 再度、出欠の可否を問うメールが入り、どうするか迷ったが、出席することとしたもの。
 今回は18名への案内で、出席者は、杉〇氏、只麻呂氏、平〇氏、岡〇氏、徳〇氏、森〇氏、竹〇氏、正〇氏、生〇氏、北〇氏、平〇J氏、草麻呂氏にヤカモチの13名、鯨麻呂氏、木〇氏、今〇氏、川〇氏、〇庭氏の5名は欠席。
 新年会は、夜の時間帯に大阪市内の店で、というのがこれまでの通例であったが、今回は、コロナのことも配慮して、夏の納涼昼食会の恒例の場所となっている石山寺近くの料亭・新月での昼食会という形で開催。
 新月での昼食会の場合は、愛車の軽量折りたたみ自転車・トレンクル持参で参加し、その前後を銀輪散歩にあてるというのがヤカモチの習慣になっているが、今回はトレンクルは持参せずの参加でありました。
 料亭の送迎バスがJR・石山駅前北口広場11時35分発車という案内であったので、それに間に合うように家を出る。
 石山駅到着が11時13分。一つ早い電車での到着でありました(当初予定の電車は11時28分着)。
 直接に料亭に出向く人2名を除き、全員集合したので、マイクロバスに乗り込む。

(瀬田の唐橋の前を過ぎて・・)
 会場の料亭・新月は、瀬田川沿い、京阪電車・石山寺駅から石山寺方向に少し行ったところにある。
​​ ​​
(京懐石・新月)

(新月の前から琵琶湖方向<北方面>を望む)

(同上・石山寺方向<南方面>を望む)
 検温、アルコール消毒を済ませて部屋へ。12時開会。

(健人会新年会)
 世話役の草麻呂氏の挨拶と昨年暮れに急逝された田〇氏への献杯で開会となりました。
<参考>​ 友人の訃報 ​ 2021.12.26.
 話をする時はマスク着用、互いに酌をしたりはしない、時々窓を開けて換気をするなど感染対策に気を付けての宴会でありましたが、そんなに厳密には守れないのが酒席というもの。やがては・・でありましたが、いつもよりは静かな宴会であったかと。
 それはさて置き、どなたともヤカモチは2年ぶりの再会で、懐かしく、楽しく、愉快。
 こういう集まりは久々のことであり、まことに心地よい時間を過ごすことができたのでありました。
 換気の折に窓の外を眺めると瀬田川。

(瀬田川)
 左が上流で琵琶湖から流れ出し、右が下流で、京都府に入った何処かで宇治川と名前を変え、石清水八幡宮付近で木津川、桂川と合流して淀川となって大阪湾に注ぐ。
 以前、瀬田川沿いを宇治まで銀輪散歩したことがあるので、その記事を参考までに貼り付けて置きます。
<参考>
瀬田川・宇治川銀輪散歩(獺の祭見て来よ瀬田の奥) ​ 2014.3.12.
瀬田川・宇治川銀輪散歩(わが庵は都のたつみ) ​ 2014.3.13.
瀬田川・宇治川銀輪散歩(もののふの八十宇治川の) ​ 2014.3.14.
瀬田川・宇治川銀輪散歩(秋の野のみ草刈り葺き) ​ 2014.3.15.
獺の祭見て来よ瀬田のおく (芭蕉)
 と芭蕉が詠んだ瀬田川である。
 七十二候の一つが「獺祭魚」で、1月16日から20日までの5日間がこれに当たる。まあ、旧暦の日付であるから、現在の暦の日付では2月半ば頃の5日間ということになるが、それを敢えて無視して日付の表面だけの一致に着目すれば、1月19日のこの日に、獺祭の候の句を取り上げても、的外れということにはならないだろう(笑)。
 カワウソは獲った魚を岸に並べる習性があり、それを祖先の祀りに見なして「獺の祭」と呼んだ。
 瀬田川はこの奥(下流)、南郷洗堰の先の黒津で大戸川(別名:田上川、信楽川)を合流している。その付近のことを「瀬田のおく」と言っているのであるか。それとも大戸川の上流の甲賀山中のことを言っているのか。
 この句は、元禄3年芭蕉47歳の作。「膳所へ行く人に」という前詞に続けてこの句がある。
 膳所から伊賀まで芭蕉を訪ねて来た門下の俳人、浜田(治助)洒堂が膳所に帰るに際して、彼への餞別として、彼の帰路のことを思いやって詠んだ句と考えられている。
 伊賀から御斎
(おとぎ) 越えで膳所に帰るとすると、御斎峠から信楽に入り、大戸川上流に出て、田上盆地を経て瀬田川に出るというコースになるか。
 句の意味は「折しも獺祭の候である。瀬田の奥で獺の祭を見て行かれるがよろしかろう。」というもの。
 目を左に転じると、遠く比良山系の山々が雪化粧した姿を見せていた。

(雪化粧の比良の山々)
 芭蕉のもとを辞した洒堂が、「瀬田のおく」で「獺の祭」を目にしたかどうかはともかく、この付近まで帰って来て、雪化粧した比良の山々を目にしたことは大いにあり得るかと。膳所はここからはもう目と鼻の先なのである。
獺の祭のあとの比良の雪 (偐洒堂)
 午後3時過ぎ、お開き。そろそろ帰宅である。
 二次会をという人達ほかを残し、杉〇氏、只麻呂氏、草麻呂氏、竹〇氏、ヤカモチの5名は送迎のバスでJR石山駅へ。
 家路が反対方向の草麻呂氏と只麻呂氏とは石山駅で別れ、杉〇氏と竹〇氏とは京都駅で別れ、大和西大寺駅経由で枚岡駅到着午後5時過ぎ。
 あべのハルカスの方角に真っ赤な夕日が沈もうとしているところでありました。
 昨日(20日)、草麻呂氏から、今後の予定として次のようなメールが入っていました。健人会はまたしばらくは休眠か。
 4月上旬の水曜日(桜の時期)<ただし、今年度の開催は難しいかも>
 11月上旬の水曜日(紅葉の時期)<新月にて昼食会>
​​​​​​​​​​​
今後の懇親会は、これまでとは異なり、4月と11月に開催とのこと。
 また会う日まで、皆々、お元気であれ。
<参考>健人会関連の過去記事は​ コチラ ​。





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最終更新日  2022.01.21 13:13:03
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