まほろば探検記

関東・甲信越

東京・上野近辺は国立科学博物館、西洋美術館、上野の森美術館、国立博物館ととってもアカデミック！国立博物館の日本刀コレクション等は、真剣の持つ美しさにうっとり。時代劇ファンなら必見？
上記施設アクセス：ＪＲ，私鉄各　上野駅より　各々　徒歩５～１５分程度。

国立博物館前

写真は国立科学博物館前。ここは料金大人５００円、小中高生無料という安さが魅力。
建物4階から地下一階までぶち抜きの「フーコーの振り子」、恐竜実物大骨格模型など、値段に見合わず（？）見所満載。ショップも必見の価値ありです。

ところで、上野公園内の正面階段を登るとご存知、犬をお供に連れた西郷隆盛像があり、そのすぐ近くに数年前まで彰義隊の墓所と資料館があったのですが・・・あれ、いつの間にか資料館が無くなっている？ということで調べて見ると・・・

幕末、上野の寛永寺を屯所とし、政府軍に抵抗して上野山内にたてこもった彰義隊。呼応していた新撰組も流山で総崩れ、孤立無援の彰義隊は圧倒的な新政府軍の火力と策略により、たった１日の戦闘で壊滅後、３百名近い隊士が亡くなりました。けれども明治政府にたて突いた見せしめなんでしょう、その方たちの遺体は上野山内に何日間も放置され、見かねた三河屋幸三郎という方が私財を投じて回収、荼毘に付してくれたそうです。
こうして１３０年ほど前に建立された上野彰義隊墓所は、その後も嫌がらせ（？）なのか、国や自治体の費用援助など一切なく、彰義隊遺族の有志によって支えられてきたそうです。時代は変わり、その方々も高齢となり、とうとう維持することが困難となって閉鎖(-“-)。

幕末好き（特に幕府ファン）には貴重な資料館だったのに・・・そんな事情を知らなかった自分もかな～り情けないです。(ToT)
桜や芸術鑑賞などで上野公園にお立ち寄りの際、お心のある方は墓所にもお参りを。

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